タイトル訳は、「Groとクリスマス(2)羊肉シチューのレシピ」です。
私たちの今年の旅のハイライトはノルウェー北部の旅でした。短い期間でしたがホームステイした家のママは、私に貴重なノルウェー伝統料理本をくれました。今年のクリスマス料理にはその本から「温かいノルウェー料理」を2品作り、パンを焼いてワインを楽しみました。私はグロとその息子のマルコのことを思い出しながら、クリスマスの時間を過ごしました。私は彼女たちに出会えたことに感謝をしました。
この記事では「ノルウェーの羊肉のシチュー」のレシピを掲載します。
およそ500ページもあるノルウェー料理本。500ページをすべてスキャナーでパソコンに取り込んだあと、私が調理したいと思って選んだのはLammegryte(ランメグリット)です。直訳して「羊のシチュー」です。
レシピをプリントアウトして、ノルウェー語を英語に直訳しました。
そして、日本の調理環境や調理バッチに合わせてレシピを検討しながら日本語にしていきました。
計量基準、食材の大きさ、食材の味が日本とは違うものがあるから検証しなければならない。根本的に異なる伝統調理環境もできるだけ考慮したい。外国料理は直訳ではレシピにならないので、いつもながらの作業ですが、外国料理を日本語レシピにする作業はものすごく時間を遣いました。
そうして、お世話になったGroへの感謝や、ノルウェーの旅に連れていってくれた夫にめいっぱいの感謝を詰めて作った料理は、心の底から美味しいと思える味わいだったのです。
お肉料理なので、美味しい赤ワインと合わせて・・・♪
レシピは簡単です。

材料(3~4人分):
- 玉ねぎ
- 1個半
- 長ねぎの白い部分
- 20 cm
- トマト
- 2個
- 羊肉(※1)
- 400 g
- バター
- 大1
- 塩
- 小2/3
- こしょう
- 小1/4
- 水A
- 300 mL
- 薄力粉
- 大1強
- 水B
- 大2
- エンドウマメ(※2)
- 1 C(※2)
※1:羊肉はできるだけ塊肉を使います。ラムステーキ用の肉を1口サイズに切ってもよいです。ない場合はジンギスカン用の薄切り肉で代用できます。
※2:エンドウマメはグリーンピースのことで、生か冷凍か缶詰を使います。さやから取り出した豆の体積で1 Cです。
作業工程:1 時間 30 分
- 玉ねぎを1 cm角に切り、長ねぎの白い部分を6 mm幅の小口切りにする。
- トマトを小さく角切りにし、汁ごと容器に入れておく。
- 羊肉を2 cm角に切る。
- 鍋にバターを入れて中火で熱し、玉ねぎ、羊肉、塩、こしょうを入れてじっくりと炒める。
- 玉ねぎが柔らかくなり色づいたら水A(300 mL)を入れ、フタをして弱火でじっくりと煮る。
- 薄力粉と水B(大さじ2)を小さな容器に入れて混ぜ、水溶き小麦粉を作る。
- 30分くらい経った頃に、長ねぎ、トマト、エンドウマメを入れ、引き続きフタをして弱火でじっくりと煮る。
- 1時間くらい経った頃に味見をし、塩加減や水加減などを好みに調え、熱い状態で水溶き小麦粉を入れて混ぜてとろみをつける。
- さらに10分くらい煮て全体がよくなじんだら出来上がり。
- Enjoy!
美味しいーー♡♡♡
これはノルウェーの古いレシピで、もっと言うと、お肉をお野菜類と塩こしょう味で煮る、「非常によくある世界のシチュー」とも言えます。
次回は「Groとクリスマス(3)タラのシチューのレシピ」を掲載します。