「麻辣茄子」は、中国語の読み方をカタカナにすると、「マーラーチエズ」になります。
麻辣な香りと味。それはすなわち唐辛子と花山椒のゴールデンコンビ。今が旬真っ只中の、美味しいなすを「麻辣」仕立てで作ると、時期がマッチする最高の美味しさに出会えます。
ただね、四川省などで食べる「麻辣茄子」(マーラーチエズ)は、とても油が多くて高カロリーな料理なのです。
ほら。
・・・わあ♡ 赤い油の海がきれい♡ と思っても、こういう料理は、油分も気になるし、手軽に作れないものです。あと、こういう料理で億劫なのが、にんにくや生姜をみじん切りにする手間。
みじん切りくらいナンてことないのだけど、日々の食事作りにおいて、三食を丁寧に作ると、仕事や自分の時間がなくなってしまう。戦前の主婦などはこういう「おさんどん」を是としていて、本当にすごいと思うけれど、仕事も抱える現代女子には、料理に手間をかけずに作りたい欲求は、頻繁に訪れるわけです。なすがある場合、だし浸しとか、ぬか漬けとか、薬味を刻む手間のない料理を作る機会も増えてしまう。
* * *
今日、焦がしにんにくというチューブ調味料(モニターで受領した商品)でキッチンにたまたま出ていて、菜園ではじゃんじゃか秋なすが実っているとき、
「あ、なすを中華で食べたい」
って、思えたんですね。
焦がしにんにくペーストは、にんにくをとことんあめ色になるまで炒めたときのあの旨味を持っている。だから、にんにくの皮をむいてみじん切りにする手間が要らなくなる。手ににんにくのにおいがつかないのも利点です。
ということで、ちゃちゃっと作れた\(^o^)/
なすが美味しいよ、ばんざーい\(^o^)/
◆日本の、日頃の、日常の、麻辣茄子(マーラーチエズ)
ここには、おそれるほど大量の油はありません。でもにんにく風味がばっちり、山椒のしびれる旨さもあり、ごはんとの相性は間違いない確かなもの。豆板醤も使って辛さだけでない旨味を引き出せていて、美味しく作ることができました。
材料(2~4人分):
- サラダ油
- 大4
- カイエンペパーパウダー
- 小1/2
- 焦がしにんにく(ペースト)
- 小2
- 豆板醤
- 小1
- 花山椒パウダー
- 小1/2
- なす
- 中長2本(400g)
- 水
- 300mL
- 砂糖
- 小2
- 味噌
- 大1
- 鶏がらスープの素
- 小1
- 花山椒ホール
- 小2
- ごま油
- 小2
作業工程:15 分
- フライパンにサラダ油、カイエンペパーパウダー、焦がしにんにく(ペースト)、豆板醤、花山椒パウダーを入れて弱火~中火にかけ、パチパチ跳ねない低温で中身を混ぜながら、旨さと赤さを油に移していく。
- その間に、なすをひとくちサイズの乱切りにする。
- 強火にして油を熱くしてなすを入れ、さっと全体を混ぜ、全体に均一に油が吸われるようにする。
- なすがしんなりしてきたら、水、砂糖、味噌、鶏がらスープの素を入れ、なすが吸った油を煮汁に取り戻すように煮る。
- 煮汁を煮詰める間に、花山椒ホールをすり鉢などで砕いておく。
- 煮汁が半分くらいになるまで煮詰める。途中で全体をひっくり返す。
- 味見をして塩加減や辛さ加減を好みに調える。
- なすを盛り付けたら、残った煮汁に砕いた花山椒とごま油を入れて混ぜ、なすの上からかける。
- Enjoy!
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四川のなすの麻辣丼だよー
やったね、俺なす大好き
さっき菜園に行ったらね、なすが何十個も実ってて、なすに「はよ食べろ」って怒られた(苦笑)
いいねー、旨い。麻辣味、俺好きだなー。
四川の麻辣茄子だと、赤い油がお皿の上で海になるんだけど。
いやこれでいい。そんなんされたら一気に太っちゃう。
だね(笑)