ベニイグチが終わって次の週、9月2日。別の年では7月28日にも。
竹も浸食する雑木林の中。明るい日陰の中、発見!!
巨大!巨大!
傘の色はこげ茶色。オリーブ色がかっていると言えるかもしれない。傘のフチ(地面を向いている部分)が1 mmほど色が明るい黄色。
管孔の色は濃い黄色~黄褐色。管孔は柄に上生。
柄の色は基部がこげ茶色で上部は色が薄くなるものもならないものもある。基部が白い粉がついているような白さ。
肉は白。管孔:肉=1:2や2:3くらいの厚さ比。管孔は強い変色(青変性というより黒変性)。肉を包丁で薄切りするとは薄く青くなる。
柄は中実。柄は傘の大きさに比べるとずんぐりと短い。基部がやや太い。
* * *
運んでいる最中からキノコ汁のいい匂いがしますよ(笑)。
直径20 cmくらいあるものよりも、10 cmちょっとのほうが断面を見て美味しそうだったので、後者を食べることにした。毒キノコとするサイトが多いが、たいがいこういうのは情報コピペなので、多い少ないは参考にならない。
明確に毒性を示すものとして「酒と一緒に摂食すると下痢を起こす」という記述を見た。その程度かw ということで、このオオコゲチャイグチをゆでこぼしてから食べました。なんてことない。何も起こらない。翌年はワインを飲みながら食べる。何も起こらない。
イグチ系って、柄の食感がイマイチのものもあるけれど、オオコゲチャイグチは柄がめちゃくちゃ美味しい!!!!!3本も取れると鍋がいっぱいになるので、柄は柄、傘は傘に分けて調理しています。ゆでるのは、殺菌や殺虫の目的もあるのだけど、このきのこの場合はふわっふわのツルッツルになって美味しくなるのです。
<類似きのこと異なる点>
◆イロガワリ
オオコゲチャイグチと同じものだと思ったw
そしたら、あれ?違うきのこじゃん?
傘のフチがオオコゲチャイグチは1 mm幅で明るいのにこちらは1 mm幅で黒い。
あと、オオコゲチャイグチの青変性は弱いのに、こちらは青変が強烈。
◆コゲチャイロガワリ
青変性が強い。
ヒダが直生。
◆ススケヤマドリタケ(食)
管孔が白い、黄色、黄褐色
柄に網目があることもある。
傘の大きさから見て足は長め。
◆コゲチャイロガワリ
柄の表面に暗色の細鱗片。
肉の青変が強い。
ヒダは直生
◆オクヤマニガイグチ
◆コビチャニガイグチ
◆ニガイグチモドキ
味が苦い。
◆ヤマイグチ
柄がササクレに覆われる。
◆スミゾメヤマイグチ
管孔が白い。
◆クラヤミイグチ
傘を強く擦るとこげ茶色が暗赤褐色に変わる。