手打ちうどんは美味しいですね♪ 私が自宅で作る手打ちうどんレシピで気に入っているのは、日本料理風にかつおや昆布のダシが利いたうどんよりも、中国や韓国/北朝鮮の、ちょっと異国の味がする手打ちうどんです。
何というか、濃厚にかつおだしが利いているうどんは、自分が頑張って作っても美味しいのだけど、頑張らずにいただける方法もたくさんあるじゃない? つまりは、自分が頑張る価値がひょっとしたらあまりないじゃない? そば屋やうどん屋は日本中にたくさんあるし、ダシつきの冷凍うどんも美味しい。お湯を注ぐだけで出来上がる「赤いきつね」のようなものだって、随分と美味しさの研究がなされているように思います。要は、日本式のうどんは、自分が頑張らなくても美味しいものにありつけるのです。
だから、自分が頑張るんだったら、日本以外のうどん料理を作るほうが、頑張り甲斐があるってもんです。
そこで、私が手打ちうどんを作りたくなるほど気に入っているカルグクスの作り方をここに掲載し、改めて手打ちうどんの美味しさや良さを記載しようと思います。私の手打ちうどんは、本当に手間なしの簡単バージョンですから、是非ご覧ください♪
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私はホームベーカリーを持っており、小麦粉と水と塩を入れてスイッチを押すと機械が生地をこねてくれます。小麦粉は中力粉メインだったり、強力・中力・薄力粉を気分でブレンドしたりします(うどんのコシや口当たり、あるいは今在庫がある粉の種類によって、そのときのひらめきで決めています)。粉と水はざっと2:1なので、水を140~150mL、あとは塩を小さじ1/2くらい、「かん水」気分を出すなら、ちょこっとの炭酸ナトリウム(※)を入れて、「生地モード」にして、機械でこねます。
※炭酸ナトリウム=Na2CO3、こんにゃくづくりに使うもの。重曹と混同しないように。重曹は炭酸水素ナトリウム=NaHCO3で、異なる化学物質です。
打ち粉をして麺棒で延ばして、包丁で切る。
カルグクスを作る場合、あらかじめ鍋にスープを作っておきます。この写真ではダシ煮干し、昆布、醤油などを使っています。スープが沸いたところに麺を入れて、麺に火が通るまで煮ます。
具を加えて、できた♪
写真でも分かるかと思います♪ 包丁で切って角(カド)が出来た美味しそうな麺♪ 「カル」(칼)は刃物、「ククス」(국수)は麺という意味なので、カルグクス(칼국수)は手打ち麺を包丁で切った角(カド)のある麺を指す言葉です。
控えめでも美味しい澄んだスープに、コシのある手打ちうどんは間違いのない美味しさです。
ほら、この麺♪ この角(カド)♪ 美味しさも間違いなさそうでしょ!!