粒マスタードを使って美味しいマスタードスープを作りました。
オランダ語では「Mosterdsoep」と書いてモスタチュープと発音します。
このオランダ伝統のスープは、感動しました。こんなにも上品で美味しいスープを自宅で飲めるということに感激したのです。上品であり、優しい味であり、素晴らしく美味しい。粒マスタードと白ワインの上品な酸味と生クリームがこれほど相性が良いだなんて開眼の思いですし、こういった料理を育んできた現地の長い歴史と伝統に感動します。パンと一緒に食べると美味しいです。
でも、発音を知らないうちは「Mosterdsoep」が読めず、そこで、現地の発音を聞いてみることにしました。
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1)Youtube「Groninger mosterdsoep maken」(≫こちら)
マスタードスープの発音は、
0:10 モスタチュープ
そのほか、マスタードの発音は、2:10 モスタトゥー。
2)Youtube「Mosterdsoep – Naldo’s」(≫こちら)
マスタードスープの発音は、
0:01 モスタチュープ
そのほか、マスタードの発音は、4:10 モスタトゥ。
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【結果】
マスタードを意味する「Mosterd」の発音は、モスタトゥーとモスタトゥ。どちらも同じ。
「d」は「トゥ」の音で発音されている。
マスタードスープを意味する「Mosterdsoep」の発音は、どちらもモスタチュープ。
「ds」は「チュ」の音で発音されている。
【解析】
オランダ語はドイツ語の一派の位置づけであり、ドイツ語同様に、末尾のdはtの音で発音される(例:ドイツ語のお金はGeldと書いてゲルト)。
上の動画でも、マスタードを意味する「Mosterd」の部分の発音は、モスタトゥのように、末尾がtの音で読まれている。しかしそこにスープを意味する「soep」(スープ)が続くと、tとsが縮約して「ts」になり、「チュ」の音が生まれ、マスタードスープを意味する「Mosterdsoep」は「モスタチュープ」になったことが示唆された。
モスタチュープのレシピは簡単です。小麦粉をバターやオリーブオイルで炒めて(このときねぎなどの香り良い野菜を炒めてもよい)、ブイヨン(コンソメスープ)、生クリーム、粒マスタードで美味しいクリームスープを作るだけなんです。白ワインを加えて酸味をつけるバージョンが好き。美味しさは冒頭のように感激ものなので、是非作ってみていただけたらと思います。