Yassaはセネガルやガンビアの人気料理です。世界中のセネガル料理店では間違いなく、そして世界中のアフリカ料理店のきっと多くの店でメニューに載る料理です。
玉ねぎをレモンやコンソメやマスタードで炒め煮にし、美味しく酸っぱく甘味が贅沢なソースとなり、これを鶏肉や魚にかける料理です。現地ではこれをご飯のおかずにしていただきます。
日本の調理イベントで、セネガル人女性がそのYassaを作って披露してくれたことがあります。しかし彼女はその料理を、
ヤーサと呼ぶのです。
日本語では、プレヤッサ、ヤッサギナール、など、アルファベットの綴りはyassaで、カタカナ表記はヤッサとなっているものがほぼ全てと言っていいくらいです。「s」が二回重なるから日本人はおろか、世界中の多くの人がこの料理をヤッサと発音しているのではないかと思われます。
彼女はセネガル生まれセネガル育ち、日本語ペラペラの才女です。私がその料理名をヤッサだと思っていたと伝えると「うーん、でも、やっぱり、ヤーサ。みんなヤーサと言ってる。Yassaはsが2度入るからヤッサと読まれるんだろうな。」、のように言っていました。それを機に、私は彼女がこの料理名をヤーサと呼ぶことを尊重したいと思っています。つまり私もヤーサと呼びたいと思います。
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とは言え、受け売りだけで自分から呼称を変えるのも軽はずみなので、できるだけ現地の人が喋っているであろう動画を探し、発音を検証しました。
◆Senegalese Poulet Yassa(≫こちら)
0:23 プーレヤーサ
◆How To Make Quick and Simple Chicken Yassa | Gambian Dish | Jainaba Manneh |(≫こちら)
0:09 チキンヤーサ
◆Yassa Guannar/ Yassa Chicken/ Yassa Poulet(≫こちら)
0:04 ヤーサ
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3つめを検証し終えて、料理名はヤーサと呼ぶのが良いだろうと、確信を持ちました。
【結論】
当サイトでは、セネガル料理で知られるYassaの日本語カタカナ表記はヤーサとしようと思う。ただし日本語カタカナ表記でヤッサが定着していることや、ヤーサと読み上げたところでサの前に「ッ」が入るような音になるため、ヤッサという表記も否定はしない。よって、しばしば、ヤーサ(ヤッサ)のように両名を併記する。
そしてこれまで、「ヤッサギナール」や「プレオーヤッサ」等「ヤッサ」の名称で公開してきたレシピは、「ヤーサギナール」や「プレオーヤーサ」の名称版も追加することとします。
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ヤーサ(ヤッサ)のレシピは簡単です。本当に美味しくて、調理イベントでも、参加者から、「美味しいー♡」と歓喜の声が聞こえました。是非作ってみてください。