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- 「主食」の項を新規掲載しました。
【基礎情報】
国名:ガンビア・イスラム共和国、Islamic Republic of The Gambia、首都:バンジュール、ISO3166-1国コード:GM/GMB、独立国(1965年英国より)、公用語:英語、通貨:ダラシ。
【地図】
ガンビアはセネガルに囲まれた国で、ガンビア川の川沿いだけを領土とする小さな国です。
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◆セネガルと料理が共通する、西アフリカの英語圏の国
セネガル中南部には、大河の川沿いのに部分だけ、ガンビアという別の国が入り込んでいます。ベルリン会議によるアフリカ国境線画定の際、西アフリカの多くがフランス領である中で、英国がガンビア川流域を保持したことが現在の国境線として残っています。気候は熱帯で、キャッサバ芋やヤム芋などのイモ類を食べ、米どころなので米料理が多く、ピーナッツ(落花生)の栽培が盛ん。こういった背景に基づき、ガンビアの国民食は西アフリカの他国の料理との共通点が多くあります。
河川流域を国土とするガンビアは米どころ。米料理が多い。(撮影地セレクンダ)
ガンビアはセネガルに囲まれ、セネガルに似た民族構成をもち、マンディンカ族、ウォロフ族、フラ族などが居住しています。ガンビアで食べる料理は西アフリカ広域の料理とよく共通しています。
料理の様式は大きく2つあり、1つは「主食1+煮込み1(ガンビア主要民族の言葉でスス)」です。そして料理の2つめの様式は「1つ鍋で作る料理」(炊き込みごはん)です。
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主食 Staple
ガンビアでは米がよく食べられています。白米はウォロフ語でニャンカタン、マンディンカ語でニャンカタンゴと言います。炊いたごはんにピーナッツを混ぜたりもします。また白米を炊いて、とろみや粘りのある煮込みをかけて食べる「ぶっかけ飯」のタイプが多いのは西アフリカの他国と同じです。また、ベナチン(ウォロフ語。マンディンカ語でベネチン)は、ベナ=1つ、チン=鍋、すなわち「1つ鍋料理」という意味で、魚や肉の炊き込みご飯です。ベナチンはセネガルではチェブ、セネガンビアの外では英語圏でジョロフライス、フランス語圏でリーグラと呼ばれます。赤い色が映える、お祝いによく作られる料理です。
イモ類の主食には、フフ(キャッサバ芋やヤム芋などで作るモチ状の食べ物)などがあります。
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料理名一覧 Food & Drink Glossary
【主食類】
- フフ(Fufu)・・・キャッサバ芋やヤム芋から作るモチ状のもの
- ニャンカタン(ウ:Nyangkatang)・・・白米
- ニャンカタンゴ(マ:Nyangkatango)・・・白米
- ベナチン(ウ:Benachin)・・・炊き込みごはん
- ベネチン(マ:Benechin)・・・炊き込みごはん
【おかず】
- スーパーカンジャ(Superkanja:マ、ウ)・・・オクラ煮込み
- スス(Suss:マ)・・・煮込み類の総称
- ドモダー(Domoda)・・・ピーナッツバターの煮込み
- プラサス(Plasas)・・・青菜のどろどろ煮
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