写真に写っている土鍋は、主人の実家で、長年の愛用の土鍋を使ってタップルコギのディナーを作ったときの写真です♪ コチュジャンと砂糖とそれからネギなどをいっぱい入れて、鶏肉をたくさん入れてグツグツ煮たタップルコギには、冷えたマッコリがこよなくよく合います♪
この土鍋は、元々は主人の実家にあって何十年も使い込まれてきました。今はこの土鍋は我が家にあり、我が家のお気に入りの土鍋になっています。夏も使いますがやはり冬が出番が多く、しょっちゅう活躍しています。うちに来て以降も、この土鍋を使って、水炊きや海鮮鍋などあっさりした鍋ものだけでなく、こうしてコチュジャンやにんにくが利いたような料理もどんどんと取り入れています。
コチュジャンやにんにくが多いと、鍋の匂い移りが気になりますか? でも大丈夫。匂いが残っていたって、次回の料理で、逆にそのコチュジャンやにんにくの風味がエッセンスになるような土鍋料理をすればいいだけだから、計画性があれば欠点も利点へ変化します。
もし匂い移りが気になるからといって土鍋を避けてしまい、フライパンなどで料理して食卓に出しても、土鍋が醸し出す土鍋ならではの美味しさが得られないし、フライパン炒めではすぐ冷めてしまって、「熱さ」いう美味しさを楽しめなかったりすると思うんです。土鍋は、土鍋を使うことによって得られる「美味しさプラス」があるから、私は土鍋料理が好きです。
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「ある物は使い倒す」
これは私の持論です。本当はこれは私が教育現場で使ってきた言葉なのですが、なぜかと言うと、成績中下位者ほど、一冊の教科書も全部読んでいないのに、やれ問題集だ、やれ過去問題だ、やれ塾通いだと、手を広げても知識が断片のままで辻褄が合わないままゴリ押ししてしまって成績が向上しない傾向があるからです。だから私は、「まず一冊をちゃんとやる!」「本は一行目からちゃんと読む!」と、「今ある物を使い倒す」という言葉を指導に使ってきたわけです。
家の道具も同じだと思いませんか。新しい調理道具や食器をどんどん買えば、簡単に新しいものが手に入って今までにないことができます。でも「今ある物を使い倒す」という心の持ちようだけでも、同じ調理道具や食器を使っていても幅は広がるのです。
この土鍋は主人の実家で何十年も使ってきたもので、長い年数の間、数々の和食を食卓に提供してきた土鍋だと思います。義母がもう使わないと言って我が家に移ってくることになったのですが、今日の写真のように、韓国の料理や、そして中国の料理を作っても、なかなかサマになります。私の好きな織部の緑です。これからも四季折々の料理をこの土鍋で作っていこうと思います。
お気に入りの土鍋さん、我が家に来てくれて本当にありがとう!!