南アフリカ料理名は、読み方が難しいものが多いように思います。それはアフリカーンス語という、オランダ語から派生した言語を使うものが多いから、アルファベットの読み方が日本人が比較的慣れている英語と違ってくるからです。
今回、「Droëwors」という乾燥肉料理の読み方が分からなかったので、動画から生の発音を聞くことで検証しましたので、その経過と結果を記事にします。
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1)Youtube「How to Make Droewors – South Africa’s Version of Beef Jerky Sausage」(≫こちら)
0:08 ドローヴォース
2)Youtube「How to make Droëwors」(≫こちら)
0:07 ドライウォース
0:56 ドライヴォース
ただし英語まじりでDry Worsと言っているのかもしれない。
3)Youtube「TheMeatEmpire.com – Biltong and Droëwors Review」(≫こちら)
1:44 ドローウォース
4)Forvo「Droëwors」(≫こちら)
生の発音を集めるサイトです。
ドローウォースが妥当かな(カタカナ化しにくい発音ですが)。
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現在のところ、候補は以下の4つです。
1)ドローヴォース
2)ドライウォース
3)ドライヴォース
4)ドローウォース
次に、主に1)ドローヴォースと4)ドローウォースを考慮し、「ヴォ」と「ウォ」について検証することにした(なお、2)と3)の「ドライ」を使う言い回しは英語まじりであると思うので検討順位が下がっている)。
アフリカーンス語の基本的な発音では、「w」はドイツ語のような発音であり、「v」の音、すなわち日本語の「ヴ」の音になる(子音の後ろや英語外来語の中では「ウ」の音になる)。
だから1)と4)であれば、4)の「ドローヴォース」を採択するのがよいだろう。ただし南アやその周辺には流暢な英語話者も多く、「w」を英語読みする2)のドローウォースも現実的であることも避けられない。
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◆南アの実際の写真
事実、これを見ちゃうと、誰だって「ドローウォース」と発音したくなっちゃうよねぇ。。。
なお、「KUDU」(クドゥ)は南アらしいゲームミート、サファリなどの狩猟で獲れるレイヨウ(鹿みたいな動物)の肉です。
<結論>
南アやその周辺国の乾燥肉である「Droëwors」の日本語カタカナ表記は、当サイトでは、「ドローヴォース」と「ドローウォース」を共に取り扱っていくこととした。