これだけ旅をしていると、ホステルなどの共用キッチンの経験も百戦錬磨です。そして、よーくわかったことがあります。キッチンをきれいにするかそうでないかは、人による違いだけじゃないってこと。「私」という同じ人が同じように使っていても、キッチンが違うときれいの仕方が違ってきます。今回は、旅先の共用キッチンから得た「キッチンをスッキリする方法」を紹介します。
1.きれいの心がけ
(×)汚いキッチンにいると汚いままでいいやと思ってしまう。
(○)きれいなキッチンにいるときれいに現状維持しなくちゃと思える。
人は現状維持が得意です。つまり、今のキッチンをきれいにしたいなら、まずキッチンをきれいにする必要がある。
- キッチン台に何も置かなければ何かが置いてあると片付けたくなる。
- ほこりやゴミがたまる死角をなくし、隅も角も見えるようにし、きれいにすれば、以後きれいを維持できる。
- 床が汚れやすいなら、床を白く張り替えるなどの工夫で、床だっていつもきれいにできる。
- 棚がきれいでないなら、棚を白く塗り替えるなどの工夫で、棚だっていつもきれいにできる。
- きれいでないスポンジではきれいにする意欲が落ちる。スポンジはいいものプレミアム。
- きれいにならない洗剤ではきれいにする意欲が落ちる。洗剤も汚れ落ちの良いものを使う。
2.調理中と調理直後の行動
(×)普段は、調理し終えたら食卓で食事をとるためフライパンや鍋や菜箸をシンクに置きっぱなしにしてしまう。
(○)共用キッチンならばちょっとの時間をやりくりしてでも食べる前に全部洗い切る。なぜならば次の人が使うから。
今片付いていないものがあると次の片づけや洗い物が億劫になります。使った調理道具がすべて洗い終わっている状態なら、それをしまう&次のものを洗う、の2ステップだけで済むのですが、洗っていないフライパンや調理道具がシンクに置きっぱなしだと、次のステップでは、それを洗う&それが乾かないから置いておくあるいはふきんでふく&それをしまう&やっと次のものが洗える、というように作業工程が多くなって、めちゃくちゃ億劫です。億劫の連鎖にはまって、片付けサイクルが急激に遅くなってしまいます。
だから、
- シンクは常に空っぽに。
- 調理直後の最終洗い物が最小限になるように調理中に前倒しで洗い物をしていく。
- 乾いてきている食器の上に濡れたものを置かないよう、水切りカゴを2つ並列で並べる。
3.食材管理
(×)普段は、冷蔵庫や食品庫に常時食べ物がある。
(○)ホステルだと、チェックアウト前に全部食べきる。食べきるから食べ物がキッチンや冷蔵庫に残らない。
常時食べ物がある場所はこまめな掃除に至らない。ということは、例えば、「買い出しの日は、朝食を食べきったら、冷蔵庫の中がスカーンと空になっている状態」になるようにコントロールすればいい。
やってやれないことはないような気がする。
おっ、なんか、やりたくなってきたぞ(笑)
さて、忙しくなってきたぞー(笑)
今から冷蔵庫や食品庫の中身と対談してきます!!!!
* * *
「You in a cleaned kitchen clean the kitchen.」
~きれいなキッチンにいれば、あなたは必ずキッチンをきれいにする~