大好きなロシア人のおばさんから届いた1枚の写真!!!(笑)
これすごい!!
2018年はロシアでFIFAワールドカップ(サッカーの世界的大会)が行われます。素敵な写真です。ロシア人の盛り上がりが感じられます(*^_^*)
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私は、2016年にロシアのシベリア地方を旅して、今これを書いている2018年は北コーカサスを旅しています。2017年はウラルやボルガ地方を旅していました。いずれも、ロシアビザの有効期間30日をフルに使っての旅です。ロシアは広いので、1か所に2泊ずつで30日かけても、一地域しか旅ができません。広大な地域なのでそれでもしばしば夜行列車を必要とします。
エカテリンブルグ17:25発、クングール21:25着。
今回の列車移動はおよそ4時間でした。夜遅いにも関わらず、緯度の高いロシアはこれだけの明るさです。
駅に迎えに来てくれたのは、ホステルのおばさん。通常のホステルじゃありえないんだけど、夕食を作って待っていてくれたんです。それは、家庭のボルシュ!!ビーツを使った真っ赤なスープ、ロシアの国民食と言えるスープです。
ボルシュとパンがあれば十分に夕食になるのに、ウォッカやきゅうりのピクルスも出してくれて、しかもそれがとても美味しくて、感激。で、おばさんたち、にんにくの皮をむいています。
写真中央がにんにくの皮です。今までカフェ(※)やレストランで何度もボルシュを食べているのに、生にんにくがついたことはなかったんだけど、ロシア人皆さん、にんにくをかじってパンをかじってはボルシュを口に入れているんです。
※ロシアでカフェといえば、お茶やコーヒーを飲む場所というよりもむしろ、食事をいただく場所です。
ごはんを食べながら生にんにくをかじる光景は、和食にはない要素だから驚きます。
でも、美味しいんです。これは私も夫も共通意見。だから、明日が学校とか仕事とかでなければ、生にんにくをかじりながら食事をいただくスタイルは、日本でももっと実践していけると、改めて思いました。
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クングール滞在中は、おばさんが、ラソーリニクを作ってくれ、ピロシキを作ってくれ、ブリヌイや様々なカーシャを作ってくれ、私にとっては最良の料理教室の場であり、英語を話せないおばさんとのコミュニケーションはロシア語の特訓大会でもありました。私の発音が悪いときは、発音が良くなるまでおばさんは何度も復唱してくれたから、本当に嬉しいし、ありがたいことでした。
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帰国して、私も美味しいボルシュを作れるようになりました。
レシピは簡単です(≫詳細はこちら)。
材料(10人分):
- 豚肉や牛肉
- 400g
- 水
- 1.8L
- キャベツ
- 1/4個
- にんにく
- 1かけ
- ベイリーフ
- 2枚
- にんじん
- 1本
- 玉ねぎ
- 中2個
- サラダ油
- 大3
- トマト
- 大1個
- 塩
- 小2
- こしょう
- 少々
- ビーツ
- 2個
- レモン果汁
- 小2
- サワークリーム
- 仕上げに乗せる量
作業工程:1 日
- 鍋に肉と水を入れ、強火で沸騰させ、沸騰後は弱火にして、軽い沸騰状態を維持しながら1時間ほどゆでる。
- ゆでている間にキャベツを千切りにし、にんにくを粗く刻む。
- 肉を取り出し、キャベツ、にんにく、ベイリーフを鍋に入れて煮る。
- 煮ている間ににんじんと玉ねぎを千切りにし、フライパンにサラダ油を敷いて中火で炒める。
- 玉ねぎがキツネ色に色づきはじめ、全体がしんなりして体積が減ったらフライパンの中身を全量鍋に入れる。
- トマト、塩、こしょうを入れ、煮る。
- ビーツの皮をむき、千切りにし、鍋に入れる。
- 肉を一口サイズに切り、鍋に入れる。
- フタをして(あるいはフタを少々ずらした状態で)1時間煮てから火を止めて放冷する。これを何回か繰り返す。夜は1晩置いて冷ます。
- 最後の加熱のときにレモン果汁を加え、味見をして塩加減や甘さ加減を好みに調える。
- パンを添えて、嫌いでなければ生にんにくを添えて、サーヴする。
- Enjoy!
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こんな素敵な家庭のキッチン。
そこに今は、こんなにも楽しい(笑)ファンキーな鍋がある(笑)
おばさんは、今はこのサッカーボールの鍋で、宿泊客にごはんをもてなしているのでしょうか。ホステルというビジネスを、儲けること以上に交流の場として築くその精神に胸をうたれ、私たちはbooking.comに「No.1 hostel in Russia」(ロシアで最高のホステル)と、堂々とレビューを残したのでした。
ありがとうオルガ。
私の大好きなオルガ。
また、ペルミに行くことがあれば、今度は一か月まるまるあなたのホステルに滞在します。
あなたと一か月一緒に過ごせば、私はロシア料理のプロになれ、ロシア語も流暢に話せるようになれると思っています。ただし多くのロシア人おばさんたちがそうであるように、私の体重はドカンと増えることでしょうけれど(苦笑)。