スイスを中心に、フランスやドイツやイタリアやリヒテンシュタインなど、スイス山岳地帯で近いところで一般的に食べられているチーズフォンデュは本当に美味しい料理です。ぴよーんと延びるチーズがバゲットパンに絡まると、もう本当に最高!!
ぴよーん。
そしてくるくるっと巻く、楽しい~(*^ ^*)
ある日はフォンデュポットで。
しかしフォンデュは、チーズを加熱したあとのこびりつきを落とすのに苦労する料理でもあります。お湯に浸けるとチーズのカードリング(凝固)が促進されるので逆効果だし、冷水に浸けると指示する書籍もあるけれど、チーズフォンデュはチーズタンパク質中の油分を水相に放出する(オイルオフ現象)を伴う料理なので、オイルが冷水に浸かると、これもやはり洗い物が一苦労です。
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チーズフォンデュを楽しんだあとの洗い物の障壁は以下の2つです。
- 動物性油脂との戦い。飽和脂肪酸が多いため固化しやすい油脂であること。
- チーズタンパク質、もっと言うとカゼインタンパク質。この凝固との戦い。
ということで、今回この2つの障壁になかなかよく効く「泡状」かつその泡の持続性の高い洗剤が効果的であった一例を得ましたので、ここに報告します。
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今回用いたのはこの洗剤です。
◆「キュキュット クリア泡スプレー、無香性」(≫こちら)
本記事を執筆する前提条件には、
- 「花王×レシピブログ」のモニターコラボ広告企画に参加していること
- 「キュキュットCLEAR泡スプレー<無香性>」をモニタープレゼントされたこと
があり、
もうひとつ、自らがこの製品の良さを気に入っていること、です。
汚れがよく落ちる、というシンプルライフ
だって楽チンなんだもーん♪♪
まず、フォンデュを作った小鍋と、フォンデュを食べるときの卓上ポット。チーズがこびりついているところに、泡スプレーを吹き付けます。泡の持続力があり、泡が下がらない製品工夫がなされており、とにかく標的部位への接触時間が長いのが素晴らしい点です。
この洗剤の主要界面活性成分であるベタインは広いpH領域においてほぼ一定した表面張力を示すため、酸性食品であるチーズフォンデュの洗浄にも効果が劣りにくいのが利点です。
数十分経過。泡がやっと底面に落ちました。
チーズ、まだ残っているように見えるけれど、大丈夫。
ここからがすごい💖
ちょっと指でなぞってみるだけで、チーズタンパク質は軟化あるいは乳化しており、器具の底に乳化の証拠である白濁した液体が落ちました。
チーズタンパク質から油分が抜けている感触がしました。界面活性剤溶液に長時間浸漬されたチーズタンパク質は明らかに軟化しています。
ちょっと詳しいことを言うと、チーズタンパク質はカルシウム添加で凝固・凝集し、ナトリウム添加で分散・流動するので、「キュキュット クリア泡スプレー、無香性」に含まれるEDTA(カルシウムを引き抜く成分)がチーズタンパク質の軟化に貢献しているのだと思います。
ともあれ、ここまでチーズ凝固体が変性して落ちてくれれば、あとはスポンジでいつもの食器洗いと同じ作業で器具はしっかりときれいになります。手を汚さない泡状スプレー洗剤を吹き付けるだけでここまでやってくれると、「めっちゃ楽」だと心底思います。
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なお、乳製品のもとはもちろん「乳」です。
私、いつも思うことがあります。
「乳」は「食用になることを前提として作られる世界で唯一の動物性食品」であることに気づいたときの感動。初めてこの表現を本で読んだとき、感動を覚えました。乳の恵みは動物/哺乳類として生きる以上自然から得る最大の恩恵のひとつだと思うのです。だから、そういう思いも込めて、有難く&楽しくチーズフォンデュを味わいたいと、いつも思っています。
でね、「食用になることを前提として作られる世界で唯一の動物性食品」ということは、微生物にとっては、乳製品は繁殖の絶好の素材ということでもあります。事実、牛乳やチーズは、雑菌やカビ類が繁殖しやすいです。そのような乳製品を取り扱った器具には、殺菌作用のある洗剤を使うと、雑菌の繁殖を防いでくれると言えます。
もう一度この画像を見てみます。
「キュキュット クリア泡スプレー、無香性」は、除菌目的でも使用できることが書いてあります。その場合は「まんべんなく吹き付けて20分放置」すればよい。今回の凝固したチーズの軟化の際に、同時に除菌もできていたわけです。
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最高です。素晴らしいチーズフォンデュのコツをすべてここに掲載します。
そして!!!チーズフォンデュの曳糸性(※)を最大に引き出した素晴らしいレシピはこちらです!!
チーズフォンデュ
※曳糸性:えいしせい。糸ひき性のこと。
美味しいし、楽しいし、自然から得られる恵みを実感できる素晴らしい料理です。
失敗リスクが最も少ないレシピ化に成功しましたので、是非作ってみてください。