違う文化。スウェーデンのハッセルバックスポタティス、日本のハッセルバックポテト。

2016/02/04

ハッセルバックポテト

日本で広まっている作り方が、現地の食とどこか違うレールを走っていることがある。そこに自分が気付くと嬉しいし、日本人にその海外との差異を知ってもらうことも良いことだと思います。

上は「hasselbackspotatis recept」とスウェーデン語にて検索。上位15件のうち、じゃがいもの皮をむくものは15件。皮むき率100%(料理名と違う画像1点は除外集計)。

(※料理名だけ入れると、日本語サイトで料理の現地名を付記したものもひっかかってしまうので、料理名のほかにも現地語で単語をかませるのが検索のコツ。)

「ハッセルバックポテト レシピ」と日本語にて検索。上位15件のうち、じゃがいもの皮をむくものは0件、皮むき率0%。

ハッセルバックポテト

スウェーデンの首都ストックホルムの老舗ホテル&レストラン&バー『HASSELBACKEN』(ハッセルバッケン、≫こちら)が考案し、著作権を自負する料理です。じゃがいもを下がつながったままスライスし、ほくほくにベイクする料理です。ただし、スウェーデンでは皮をむいてからじゃがいもに包丁を入れるのに対し、日本で広まっているレシピでは皮付きのまま料理するものが多いみたい。日本人はどうしても日本語のレシピを見てしまうので、皮付きのレシピが引用に引用を重ねて伝播しているんですね。



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