シャクシューカ
シャクシューカは、もともとは北アフリカ西部に分布するベルベル人の料理と言われます。そのため、料理の起源を現在の国家単位で検証すると、チュニジアが元祖とされることが多いようです。アラブ人つながりゆえ、アルジェリア、リビア、エジプト、イエメン、サウジアラビア、パレスチナなど、他のアラブ国家でも国民食となっています。これらアラブ国家の主食にはホブズやアエーシと呼ばれる薄パンがあり、薄パンをちぎってトマトソースと卵をすくっていただくのです。朝食の定番です。
材料
(2人分):
- 玉ねぎ
- 1/2個
- にんにく
- 1かけ
- オリーブオイル
- 大1
- トマト
- 3個
- トマトピューレ
- 大2
- チリパウダー(※1)
- 小1/4
- クミンパウダー
- 小1/2
- パプリカパウダー(※2)
- 小1/2
- 砂糖
- 小1/3
- 塩
- 少々
- こしょう
- 少々
- 卵
- 2個
- パセリ(※3)
- 刻んで大1
- ※1:ここで言うチリパウダーは、赤くて辛い唐辛子の粉末のことです。
- ※2:ここで言うパプリカパウダーは、赤くて辛くないピーマンの粉末のことです。
- ※3:仕上げに散らすのが目的なので、パセリのほか、コリアンダー(パクチー)の葉やミントの葉でもよい。
調理時間
:
作り方
:
- 玉ねぎとにんにくをみじん切りにする。
- 小さめのフライパンにオリーブオイルを入れて中火で加熱し、玉ねぎとにんにくを入れて5分ほど炒める。
- その間にトマトを1cm角切りにしておく。
- フライパンにトマトとトマトピューレを入れ、混ぜながら加熱を続ける。
- チリパウダー、クミン、パプリカパウダー、砂糖、塩、こしょうを入れ、トマトソースを作る。
- 味見をし、香辛料や砂糖や塩加減、水分のとろみ加減などを調え、トマトソースを大方完成させる。
- 卵を割り入れ、フタをして弱火で10分ほど加熱し、卵に大方火を通す。
- みじん切りにしたパセリを散らしてできあがり。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 玉ねぎとにんにくを炒めるときは焦げないように火加減を調節します。
- 玉ねぎとにんにくを炒めるとき、粗く刻んだ緑または赤ピーマンを入れてもよいです。
- トマトを減らしてトマト缶やトマトピューレに部分的に置き換えてもよいです。
- 卵を入れたあとはかきまぜないので、トマトソースの底が焦げないように、火加減に気を付ける。
- 卵の火の通り具合は好みで。
- 特にチュニジアではソラマメやじゃがいもなどの炭水化物系もシャクシューカに入ります。
- この写真ではオリーブを加えて作っています。
Tips about cuisine
- シャクシューカのアラビア語(チュニジア、アルジェリア、リビア、エジプト、イエメン、サウジアラビア、パレスチナなどの公用語)の綴りは「شكشوكة」。
- 「شكشوكة」は左から読む。
- 「شكشوكة」の音価をアルファベット表記にすると、「a k w sh k sh」、これを右から読み、「シャクシューカ」になる。
- もとは北アフリカのベルベル人の言葉で「混合物」を意味する。
- 料理歴史家の中には、この料理はオスマントルコ時代に作られたもので、これがアラブ各国やイベリア半島などに広まったとする説もある。この料理はトルコではメネメンと呼ばれている。
- 卵が主役の料理であることもあり、朝食の定番である。パンをちぎってトマトソースと卵をすくって食べる。
- チュニジアのシャクシューカはソラマメやじゃがいもなどを入れて作ることもある。
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