旅に出よう、思いっきり、1か月とか。

旅に出るって素敵です。本当に素敵です。それがツアーではない、短い旅行でもない、町から町へ自然から自然へさすらい異国情緒の中で呼吸をするかのような旅のスタイルが好きです。

写真は、西アフリカ、サハラ砂漠の夕暮れ。モーリタニア。

モーリタニア

結婚して私は長い新婚旅行に出ることを決めました。1度も帰国せずに、4年3か月をかけて230か国を旅しました。こんなことができること自体、本当に私が身を置く環境に感謝しなければいけません。しかしその一方で、旅に出ている間は日本で生活することができません。自分の家を持って自分のキッチンで豊富で使い慣れた道具を使って自分の好きなものを料理することは幸せなことですが、旅に出ている間は、その幸せを得ることはできません。

それでも私は旅をやめていません。自宅で大好きな料理ができなくても、旅から得るものは大きいからです。「世界を見て、地球を見る」、もちろん旅の目的はそこにあります。もう一つ私にとっては、旅はアイディアがひらめく時間です。もし日本にいて同じ毎日、同じ一週間、同じ日々を過ごすと、台所の仕事や家の仕事は同じことの繰り返しになりがちです。わくわくせず、楽しくならず、義務になり、重たくなってしまうこともよくあります。

今、私たちは、年に2、3回ほど、およそ1か月ちょっとの旅に出ています。約1か月という期間が良いのかどうかはわかりません。ただ、地域のこともあるし、管理人のいない持ち家では長期不在が心配だし、菜園をあまり長く放置できないし、諸々を勘案して、で、今は1か月間ほどの旅を繰り返し、自分たちがまだ見ぬ世界を -私の立場で言えば世界の食文化や料理の取材と調査も兼ねて- 外の世界へ踏み出しています。

新しい世界に出ると、次々と新しいものが目に見えます。なるべく私は人の生活があるところに入っていきたいと思っていますから、そこで見るものは生活の本物です。感激の連続で、感動の連続で、日本の暮らしに取り入れたいアイディアの連続です。「これいいな」「あれもしてみたい」「こういうのを作ってみよう」という想いが次々にひらめいてくる。旅はとても楽しいのだけど、同時に帰国したくてたまらなくなるくらい、帰国した後の生活にどんどん夢が沸いてきます。

韓国の芸術家の家にホームステイ。外で食事するって気持ちいいな♪

韓国全州

私はアフリカを旅したかった。緑の魔境コンゴザイールの家庭にホームステイ。

コンゴ民主

自然をフル活用する地球に根付いた暮らしは、人がいきいきと生きることをいつも教えてくれる。最もアフリカらしいアフリカが見れたかもしれない。

カリブ海グアドループの豪邸ホームステイ! めちゃ感動しました! ナチュラルライフ!

グアドループ

水は方円の器に随(したが)うの言葉の通り、こういうところでこういう暮らしをしていたら、人は心からナチュラルになれるんだろうなぁって思っちゃいました。

太平洋の南の島でホームステイ。ミクロネシア連邦ヤップにて。

ヤップ

海を渡った民族の強さと島時間のゆるさが素敵(笑)。そういえば日本人の幾らかもミクロネシア人をルーツとするんだよね。

素晴らしいパリジェンヌライフ! 古城の家庭のママが作るフルコースの昼食! ディティールまで全部参考になる!

グアドループ

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そうして私のもとには、日本で取り入れたい暮らしのアイディアのメモが、嬉しいことにどんどん溜まっていきます。そういったひらめきの時間もまた素晴らしく楽しいです。そうして日本に帰国すると、また1日1日を過ごしていくのに、それが日本に長くいる時間とまるっきり違ってきます。だって、やってみたかったことがいっぱいあるから、その山盛りのやりたいことをどんどん叶えていくから、毎日が楽しくて有意義で、次々と新しいことを達成できます。家のいろんなことをしたくなって、うずうずして帰ってくるから、マンネリで一か月を過ごすより、家や庭やキッチンはガツンときれいになりますし、いいことづくめです。

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あと、家での作業のルーティンを考えなくなるのも旅のメリットです。家にいると、家事のルーティンを考えっぱなしになってしまう。季節が変わるとやることが変わって、日が経つとやることが変わって、次々やらなくちゃいけないことがやってくるから余計に、です。仕事をしていると仕事のことを考えてしまったりもしてしまい、いつも、次に何をしようと「考えてしまう」。やりたいことや楽しいことが飛び込んでくるんじゃなくて、「やらなくちゃいけないこと」が沸いてくるというか。そういうの、あまりいい時間じゃないようにも思います。

でも、旅をしていると、自分の「理想の暮らし」を考えるようになります。「やらなくちゃいけないこと」と「理想の暮らし」はまるきり別物です。「理想の暮らし」を思い描いて実行するには、リフレッシュというかリセットというか、自宅を離れ、自宅に戻ることを楽しみするのが一番良いのかもしれません。私には、旅に出るのがちょうどいい。

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旅って素敵ですね。いつも新しい世界を見ていられる。いつも新しい自分と暮らしを生み出せていける。

ずっとずっと、健康が続く限り旅へ、まだ見ぬ世界にはどんなところがあるあるのか、見に行きたい。

私のキーワードは、「旅と暮らし」。世界の旅から帰国するたびに、世界旅で得た体験を日本の暮らしに活かしたいと思っています。そして世界で食べたお料理の作り方、世界旅から学んだ素敵な暮らしのこつなどを、これからも、お伝えしていけたらと思っています。

・・・次の旅は、あの、秘境へ。今、準備真っ只中です。

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