「レシピブログアワード」レシピ&フォトコンテストで受賞しました。達成、見直し、そして発展。

2017/11/13

この度、「レシピブログアワード2017 レシピ&フォトコンテスト」で受賞しました。授賞式は2017年11月10日(金)青山の会場にて行われました。今回の受賞は私にとって大変に思い入れの深いものとなり、ここに、思いを残します。

受賞記事について
受賞記事は「汚れがよく落ちる、というシンプルライフ」(≫こちら)。

受賞記事

花王(株)(≫こちら)が新発売した食器用洗剤のモニターとなったことを契機とし、事実それが良いもので、暮らしの要求を満たす実証を得たことが、記事執筆の原動力となりました。コンテスト主催はアイランド社(≫こちら)のレシピブログですから、単に化学物質の列挙では終わらずに、「良いものは良い、そしてそれはキッチンを中心に私たちの暮らしを良いものに変えてくれる」というコンセプトを記述しました。記事は花王の商品の感動を伝えるものですが、実際に使用しているハピコム(※)の消毒用エタノールやP&G社の食器用洗剤も掲載し、公平性の担保も心がけました。

※ハピコムはイオンを主体とした国内最大級の調剤薬局・ドラッグストアグループの名称であり、プライベートブランド名でもある。

記事構成は以下の通りです。この記事の特徴は、分かりやすさを保持しながらも科学的解説を怠らず、なおかつ初心者にも理解が深まるように解説し、更に日々の暮らしをより良くするTipsへとつないだ点にあります。洗剤は地味な存在ではありますが、地に足の着いた内容が評価して頂けたのではないかと思います。
1)序文
2)洗剤の存在意義
3)我が家の3つの食器用洗剤
4)主な界面活性剤の構造と特徴を挙げ理解を深める
5)我が家の食器用洗剤に含まれる界面活性剤を知る
6)花王の新商品「キュキュット クリア泡スプレー」
7)実例1:食後の食器洗いが簡単になった
8)実例2:調理の道具を洗うのも簡単になった
9)食器洗浄に関する情報提供の教育効果
10)私のキッチンが大きくシンプルに変化した
11)跋文(※)と謝辞

※跋文(はつぶん)はシメの言葉のこと。

授賞式について
授賞式は2017年11月10日(金)東京青山の会場で行われました。レシピブログ(≫こちら)を共通の活躍の場とする他の受賞者の方や有名な料理家の方も大勢集合しました。参加者は、1)主催、2)協賛企業、3)パーティー出席者、4)受賞者でした。

私は、部門内受賞者4名の謝辞代表として選出していただけました(※)。スピーチでは受賞者を代表して上記1)~4)の方々に感謝を伝える言葉を用意し、衷心より御礼を伝えました。

※謝辞代表に選んでもらえたことが、受賞の感激に匹敵するくらい嬉しかった~笑!!マイクを持って話すのが天職なもので笑♪

レシピブログアワード

会場には200名超の方々がおり、立食パーティー形式で交流を深めるスタイルでした。私はごはんは食べず、シャンパンとワインを飲んで会場を一周していました(※)。

※私はこういうパーティーでは何故か料理を食べない人なのです。会場の料理は実に美味しそうで皆さん行列を作っておられました☆

嬉しかったこと
私の人生は、今、3本柱です。
1)自分と家族の旅のある暮らし
2)薬学講師、先生業、薬学書籍作成。でもこれらの仕事は学生機密や企業機密があるのでインターネット上には仕事の話を書かないと決めています。
3)インターネットで情報提供をしているのは世界の料理レシピや各国食文化です。これは私が敢えて挑む人生の新しい道かつライフワークです。

これまでの職能として評価を得てきているのは2)ばかりで、今回、3)で受賞したこと、すなわち自分が挑んだ道で評価を受けたということが極めて嬉しかったのです。

現実は
今回受賞したのは洗剤と界面化学の記事であり、料理レシピは何も評価されていません。強調するのちょっと恥ずかしいけれど(苦笑)、ここ大事なポイントであり、課題です。でも、私には確実なステップアップがあったという手ごたえを感じています。

授賞式の当日、花王の担当者との会話に、「食器や調理器具を洗うということも調理の一環である」といった主旨の言葉が出たように記憶しています。そりゃそーですよね、私そのとき「帰るまでが遠足ですから」と必殺の名ゼリフを言いかけましたもの。

あ、遠足じゃない話をしなくちゃ(笑)・・・より真面目に言及すると、かつて、単に弱酸の強アルカリ塩が主だった時代から、強酸の強アルカリ塩(いわゆる中性洗剤)が実現して、家庭内における「洗う」という行為の苦痛が激減した。それ以降も界面活性剤と添加剤の化学と物性は進化し、それが主婦を明らかに楽にしてきた。苦痛が減れば楽しくなる。・・・今回私が記事を書いた思いの要諦はまさにここにあります。楽しくなれば調理意欲が向上する。今、ブログでもインスタグラムでも、一昔前は考えられなかった規模でレシピや写真の情報を発信する人が増えたのは、明らかに主婦業の負の部分 -それはすなわち洗い物- を低減した洗剤(自動食洗機用の洗剤も含む)の開発の賜物なんだよね。間違いない。

私個人の話をすると、得意とする2)を活かせ、それを自ら挑み続けている3)のレシピやサイトの世界で表現できた。だから、得意と挑戦のリンクがつながったことが、受賞の嬉しさなのです。

授賞式&パーティー当日
他に受賞された皆さんは、レシピや料理で輝く方ばかりで、良い刺激ばかりをいただけました。時間が過ぎるのがあっという間でした。

同部門の受賞者と協賛企業担当者。

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檀上。match_guy_niceさん(≫こちら)と豊田亜紀子さん(≫こちら

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スピーチ開始。

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感謝が伝わる言葉を中心に。

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レシピブログ編集長の久永さんと司会者の真鍋さん、キュート♡

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協賛企業からは出席者にお土産♪

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左から、まりえさん(≫こちら)、ゆりさん(≫こちら)、私、アイランド代表粟飯原(あいはら)さん、素敵♡

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ゆりさんととっさに「今でしょ」させていただきました(林修先生のポーズ)・・・きさくさの上に、温かさのある優しさが素敵な方でした。

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光条件が厳しい会場でのカメラ設定を教えてくれたカメラマンさん、ラブリー♡

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・・・「世界の料理」という分野はレシピブログのフィールドの中ではニッチ産業かもしれません。作りやすく楽しくアレンジすればよいのだけれど、それをやる人はたくさんいる。だったら私は、折角家族の理解もあって世界中を旅させてもらえたのだから、「日本で再現できる本物」というラインを崩さず伝えたいと思って、いつも各国食文化とレシピを真面目に執筆しています。ずぅっと昔の昔ライブドアが超精鋭企業だった頃にライブドアブログで1位を取っていたこともあるから「人気の取り方」は分かっている。だけれども、今は、広告収入も人気も流行も追わなくていいから、とにかく「知りたい人のための情報源になる」「私の情報が広まる(つまり活用してもらえる)」ことを目的とし、努力をしています。

でも。
近年、ニッチ産業の会社も東証一部で上場といった明るい話題も増えましたよね。私もそうなれるように、これからも、私の夢を1つずつコンテンツにして積み重ねる努力を一層強くしていきます!

今回受賞された皆さんのブログやインスタグラムを見ると、とにかく「努力」のハンパなき大きさを感じます。尊敬します。忙しい日々の中で、手間暇かけた美味しいお料理を作って、細部もこだわって盛り付けて、きれいに写真を撮って加工して、絶えず記事を書いて発信するのって、本当に時間がかかるんですよね。時間を費やし努力を重ねて、結果として人より秀でるページを作られている皆さんに、本当に感激したし、尊敬しました。そういった方々と同じ場にいることができ、上に書いた「良い刺激ばかりをいただけました。」と書いた通りの実感を強く得ました。

最後に
以上、今日の日記は、
・レシピブログアワード受賞
・他の方との交流から得た良い刺激
・サイトコンセプトを改めて自己確認
について、記述しました。

・・・今回の受賞は、人生のマイルストーンにおける自己達成の1つでした。「達成する、見直しをする、発展する」という、事業運営の一般論にある3本の柱が、今回の受賞を機に私にも実現しました。

この機会を下さったアイランド(≫こちら)、花王(≫こちら)、受賞された皆様、いつも読んで下さっている方、ときどき思い出して読んで下さっている方、検索で到着して下さった皆様、改めて、本当にありがとうございます!!

末筆になりましたが、今回花王と少しのご縁ができたことを機に、このブログに「レシピにまつわるサイエンス」の項目を新設することにし、得意領域も活かしてこれからも執筆を続けていこうと思います。

レシピブログアワード



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