デンマーク料理「biksemad」の日本語カタカナ表記は「ビクセマー」にします。

デンマークのじゃがいもの炒め物料理である「Biksemad」は、何と発音するのでしょうか?

ビクセマー

デンマーク語はアルファベットの綴りと読みが一致しないため、いつも料理名を日本語片仮名表記に起こすときは苦労をします。しかし今回は、探しに探した挙句にGoogle booksのプレビューページで「Say it in Danish」という本(1958年)において発音記号を見つけました!

◆「Say it in Danish」(≫こちら

ビクセマー

デンマーク語において母音の後ろにつく「d」は英語の「th」のような舌を歯に挟む音になります。これはどんな基本書にも書いてあることです。

検討の結果、私は、デンマーク語の「Biksemad」を「ビクセマー」と記載することにしました。検討要素は以下の通りです。

  1. 「Say it in Danish」という本の「Biksemad」の発音には、「bék-seh-māth」と書いてある。
  2. 「エに近いイ」をイと表記することには混乱がない(英語の「i」も日本語のイよりはエに近い音である)。
  3. 発音記号の「māth」を「マス」と書いてしまうと、日本語では「ス」の音が強すぎるため、かけ離れてしまう。
  4. 「ビクセマル」という記載も考慮したが、日本語の「ル」の音は強すぎるため、かけ離れてしまう。
  5. 日本語のノルウェー語教科書では「mad」の読み方として「マッ」を付記しているが、「ビクセマッ」のように末尾が「ッ」で終わるのは日本語の表記方法ではない。
  6. 「ビクセマ」と表記してしまうと、発音記号の「mā」すなわち「マ」の強調が現れず、強調のあとの舌噛み音も無視してしまう。
  7. 上記を考慮し、「Biksemad」は「ビクセマー」とした。

私はいつも、料理の名前は「現地の呼び方」を尊重したいと思っています。しかしあまりに現地の発音に忠実な片仮名表記も控えたほうがよいときもあります(フランスの首都「Paris」を「パヒ」とは書きにくいように)。しかしながら、当サイト運営の大きな目的には、現地で通じる発音を記すことで旅する人の一助になりたいという、旅人が旅人に提供したい想いがあります。だから、日本人がその片仮名を読んだときに現地で通じやすい片仮名に置き換えたいのです。それを、外来語として日本語化するときにも違和感がないようにし、日本語化している単語であればそれも尊重する。・・・いつもこの「片仮名化」のさじ加減には膨大な労力と時間を遣い、苦労をしています。

ビクセマー

デンマークのビクセマーは、スウェーデンやノルウェーでは「ピッティパンナ」と呼ばれる料理です。美味しいですよ(*^^*)v

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