公明グラフ(≫こちら)連載『世界で出会った笑顔と食』。2022年秋季号は『インド』です。むかしカルカッタとして学校で習った現コルカタ市。インド近世の発展の行政の中心を担っていたその偉大なる都市。そのヒンドゥー教のお祝いの行事で出会った、インドらしい食事について執筆しています。
トップの画像に選んだ写真がとても美しくて気に入っていて、「インドを書くならコルカタのこの写真を使おう」と決めていました。
1つ前の号ではパキスタンでパキスタン人が作ってくれた感動のカレーの記事を書きました。この隣接国どうしを2号連続で書きたかったことは、「国境を越えるだけでこんなに文化が変わるのか」という驚きです。そのあたりの件(くだり)は誌面にて。
しかし、アーリア・ドラビダ・チベタンを主要な3要素とするインドゆえ、アーリア/ヒンディーだけに焦点を当ててもインドを語れない。特にチベタンを併呑した大英帝国はすごい。異文化が、しかしながらスパイスやカレーという食文化でまとまり、インドのチベタン地域の旅も美味しいし楽しいし見る価値が非常に大きい。いつかインド(2)としてドラビダかチベタン地域を書きたいと、今からそういうことを楽しみにしています。
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今後もこの連載を通じて、世界を旅して出会った食にまつわる素敵な出来事をお伝えしていこうと思います。発行部数がとにかく多い全国区機関誌ゆえに、やりがいと不安と緊張と喜びのすべてを感じております。
皆様のお目にとまる機会がありましたら、どうぞ宜しくお願い致します。
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