すごく美味しい私の薬用酒ができました!
これ、ものすごく美味しいです!!
きっかけは、薬剤師としてお仕事中、「養命酒はよく売れるものなのだなぁ」と購買者を見て思ったことです。養命酒は1 L入りで2000円以上する、医薬品の酒です。
「薬効があるなら試してみよう」と私も1本買い、家で飲んでみました。そして香辛料のフレーバーの美味しさに感激し、「私もこういうのを自家製で作ってみたい♪」と思ったのです。
香辛料/スパイスは大抵のものが薬用植物であり、例えばクローブは丁子(チョウジ)として、シナモンは桂皮(ケイヒ)として、日本薬局方にも収載される生薬で、薬効が日本でも認められています。チョウジはオイゲノール、ケイヒはシンナムアルデヒドといったように薬用有効成分も明らかにされていて信頼がある。「日本薬局方収載」とはそういうことです。だから、食品として売られている香辛料から薬剤師が日本薬局方収載生薬でもある香辛料を幾つか含めてドリンクを作るのは、健康に気遣う日々にも役立ちますし、面白し、楽しそうだと思いました。スパイスアンバサダーとしても良い活動だと思います。
ちなみにこの香辛料漬け込み酒は、もう何回も作っています。美味しくて美味しくていつも感動するのですが、作るうちにレシピの改良が進み、砂糖の量は20%(w/v%)くらいがちょうどよく、レシピが固定してきました。なので、ここにレシピを掲載しておこうと思います。
レシピは簡単です。
材料(出来上がり約550 mL分):
- 砂糖
- 100 g
- 焼酎(25度)
- 500 mL
- カルダモンホール
- 5粒
- クローブホール
- 5粒
- 花椒ホール
- 10粒
- 黒こしょう粒
- 10粒
- サフラン
- 20本
- シナモンスティック
- 1本
- バニラビーンズ
- 5 cm
- クコの実
- 10粒
- (あればクロモジ)
- (小枝を10 cm)
作業工程
- 550 mLの液体が余裕をもって入るボトルを用意し、中を洗い、中に消毒用エタノール(約77%のエタノール水)をスプレーして、乾くまで水切りカゴなどに伏せて置いておく。
- 砂糖を秤量し、ロートを使って焼酎で流し込む。
- その他の材量も全て入れる(クロモジの小枝は2 cm長さに切って入れる)。
- 1か月以上漬けておく。
- Enjoy!
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今回は、たまたま「クロモジ」の枝があったので入れてみました。養命酒にも配合されていて、すっきりする香りの香木です。クコの実もたいてい冷凍庫に入れているので、入れてみました。要はそのときあるものを使って作るという、レシピの幅が広い漬け込み酒です。
また、手元の容器のサイズに合わせて作りたい場合は「25度リカーがA mLなら砂糖は(1/5)A g」とすればよいです。300 mLなら60 g、みたいに。
こうするとボトルに合った量で仕込むことができます。また20%濃度の砂糖は、熟成が弱いと甘さを強く感じるのですが、熟成後は丁度良いし、特にこれは養命酒的な飲み方をするものなので、むしろこの甘さが丁度良いと思います。
なおスパイスはホールタイプを使うこと。パウダーは舌触りがザラザラする原因となるため、飲むならすっきりと味わうためにも、ホールを推奨します。
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就寝前にきゅっと飲んで、
いいねー♪ ゆらめく火を見ながら夜を過ごしたくて、最近灯油ランタンを買ったんです。
「さあ明日も健康増進でがんばろう♪♪」って語りながら、スパイス漬け込み酒を飲んで過ごす、就寝前のひととき。
以上本記事では、健康を気遣う薬剤師が家庭で作る、私のお気に入りの自家製ドリンクを紹介しました。
※本記事は(1)「ハウス食品×レシピブログ」のモニターコラボ広告企画に参加していること、(2)スパイスをモニター受領ことに基づき執筆するものです。