去年の夏に、うちの菜園でさつまいもを作りました。
秋に収穫して、天ぷらや焼きいもを食べても、まだたっぷりさつまいもが残っています。
そうだ、干しいもを作ろうかな。
私は、母が茨城県の出身で、干しいもは全国生産量の9割が茨城県で作られているとのことで、確かになるほど、小さい頃から食べ慣れている味です。夫も干しいもが大好きです。
さつまいもを、じっくりと2時間かけて蒸かして、デンプンを糖に変えます。要は高分子を低分子化します。この工程にはじっくりと時間をかけなければならないので、焼いたり電子レンジで加熱するのでは美味しくならないのだそうです。
炊飯器を使うととっても楽です。
スイッチを入れて、ごはんがふっくら炊きあがるかのごとく、ふっくらとさつまいもが蒸されます。
スイッチを入れてから2時間くらい経ったら、フタをあけて、皮をペリペリとむいて、1cm以内の厚さに縦切りにして、日当たりの良いところで数日間干して、できあがりです。
うちには長火鉢があるので、炭火で炙って食べるのが待ち遠しい。
小さい頃はストーブの上で炙って食べていたなあ。
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<作り方メモ>
1)さつまいもは洗う→泥を落とすと泥臭くならないため。
2)皮はつけたまま→皮をむくと身が溶けてしまう
3)水の量はおいもの半分以下→大きなおいもは水に浸るようにして、小さなおいもは浸らなくてもよい。いつもの炊飯感覚でやっていれば、水が噴き出すようなことにはならないように思いました。
4)私は何も考えずにw普通炊きボタンを押してしまったけれど、蒸し器の機能がついていたかもしれないです。蒸し器の機能がついていれば、これまた美味しくできると思います。
5)普通に炊飯ボタンを押したら、たぶん30分とか40分後に炊きあがるけれど、そのまま放っておいて、スイッチオンの2時間後にさつまいもを取り出しました。
あとは、皮をペリペリはがして、1cm以内の厚さに縦切りにして、ザルや網の上で、日光や風や温風を当てて、カビないうちに干し終える。
(^^)/