ロシア語圏は、食事をするところにメニューが置いてあるので、料理名を知りたい人には親切な国です。でも筆記体になると難易度がぐっと上がり、読みにくくなるんです。そこで、混乱しやすい筆記体文字を、料理名に関連してご紹介します。
◆1:「g」⇒これは「д」(デー)。英語のDの音。
◆2:「n」⇒これは「п」(ペー)。英語のPの音。
◆3:「d」⇒これは「б」(ベー)。英語のBの音。
◆4:「u」⇒これは「и」(イー)、頭に記号が乗っているので「й」。
◆5:「sが裏返ったような文字」⇒これは「г」(ゲー)。英語のGの音。
◆6:「p」⇒これは「р」(エル)。英語のRの音。
見たところ、
「Ceлbgb neg шydou 100sp」
のように見えます。
でもこれは、
「Сельдь под шубой 100gr」(セリディパッシューバイ、ストグラム)なのです。
「毛皮をまとったニシン(という名称の冷菜)、100グラム)」と書いてあります。
キリル文字は面白いですね。