旅に出ます。モンゴル東西横断から再びロシア。未訪問の秘境共和国群「アルタイ、ハカス、トゥバ」へ。

2019/08/17

旅に出ます。
今回の旅路は、
日本→韓国→モンゴル→ロシア→韓国→日本、です。

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私ね、いつも自分の未来の生き方を考えています。多分あまり目の前を考えない性格です。目標へ向けて針路をとりつつ計画を立てれば目の前のことは自動的に決まるからそれを次々にこなしていくタイプです。

これまで、世界を旅して、日本で暮らして、自分が好きな言葉である『旅と暮らし』をめいっぱい取り入れて、『世界の料理』というライフワーク兼仕事があって、そのほかにも、薬学の講師や薬剤師などもやって、多岐にわたる分野にまたがっている分、さまざまなことを勉強する機会にも恵まれてきました。

健康優良児で市に表彰されたくらい元気に産んでくれた父と母の遺伝子のおかげと、健康を意識しやすい分野(医学、薬学、料理)に立っているおかげで今も健康状態は良好で、だから一層好きなことをしていられる。こればかりは本当にありがたい。

最近も、自分の未来の生き方を考えてきました。
私は、どんな将来を送りたい?
どんなところに住みたい?
どんな暮らしがしたい?
何を生きがいにしていたい?

・・・こういうことを考えるときはもちろん、お金の算段や将来の病気といったフィルターを全部抜きにしたほうが、気持ちが純粋になれていい。

そうして未来の理想の自分を思い描けたら大丈夫。あとはそれに向かって歩めばいい。理想の自分と理想の暮らしに近づいて努力をする時間は、私を輝かせてくれる時間にもなるのだから。

そう思って、ここ数年は私は働き方改革をも実践してきました。決定打としては、世界で一番いいなと思った理想の暮らしを日本で唯一益田市で見つけて移住して、それをきっかけに暮らしは大いに充実に転じ、いつも濃く、楽しく、有意義です。市内に空港があるので、飛ぶのも簡単♪♪ 横浜に住んでいるとき以上にここに来て、ぐっと「世界」が近くなった。本当に嬉しい。

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遡って日記を読むと、「2019年度の抱負」に、私はこう書いていました。
「今年は再度ロシアなど東欧を旅する予定を計画しているため、2019年度後期の料理強化をロシア、ソ連構成国、スラブの国としました。」と。
スパイス大使2年連続就任!!2019年度の抱負、2018年度の成果。

だから、今、ロシアの旅に出ています。下はロシアの地図です。

ロシア

上の地図には22のインナー共和国(ロシアという国の中に更に共和国が22ある)が描かれています。それを踏破すべく、

  • 2007年6月:モスクワ&サンクトペテルブルグ周辺(カレリア共和国他)
  • 2016年7月~8月:シベリア(ブリヤート共和国他)
  • 2017年7月~8月:ボルガ&ウラル(地図中ウドムルト共和国~モルドヴィア共和国他)
  • 2018年6月~7月:クリミア、北カフカス&ボルガ(地図中クリミア共和国~カルムイク共和国他)

と、今年で5回目のロシア内部共和国群の渡航です。今回の目的は、まさにロシアの秘境ともいえる、アルタイ共和国ハカス共和国トゥバ共和国へと向かいます。

もうひとつの旅目的はモンゴル横断です。ウランバートルだけを見てもモンゴルは理解できない。その最重要要素としては、モンゴル第二の民族であるカザフ族は西部に居住するから。だから、ウランバートルでゲル民泊ののち、チンギスハンの故郷と推定されている東部へも行き、そこから西部のカザフ族の暮らしの地へ行きます。そこからは、旅の記録が出て来ないレアルートですが、ロシアアルタイ共和国への陸路国境越えにも挑戦します。

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『世界の料理研究家』を実践するにあたっては、旅して世界を見続けることが必要なのかと思っています。旅って素敵です。日本にはないものを見て、でも人はそこで生きている、そこで暮らしている。暮らしのアイディアや美味しい料理レシピを記録して持って帰って日本で実践すれば、ひいては日本の暮らしが有意義になります。だから私のテーマは『旅と暮らし』。ワクワクの大連続です。

いつもワクワクするビジョンと共に生きるって、素敵です。
だからいつも、

  • ワクワクする素敵なビジョンをもつ。ワクワクしないことを排除することも時には必要になる。
  • そして、素敵だと自分が思える道を歩むよう、「計画」というレールを敷く。
  • 計画というレールを敷いたら、あとは実践して進むのは簡単。

そして旅に出るもうひとつのご褒美があります。
旅に出ると日常生活が遠い存在となり、まるで第三者として傍観するように自分の暮らしを見直すことができるのです。ああしたい、これもしたい、こういうDIYもしたい、キッチンにこれも取り入れたい、等。だからきっとまた、旅の道中であっても早く帰国したくてたまらないほど、ワクワクする旅路を歩めることでしょう。

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料理の点でいえば、ロシアはかつて中央アジアやコーカサスを併呑し、自国のナチュラルな(調味料は塩と乳製品程度という)料理に、南コーカサスのグルジア料理や北コーカサスのアディゲ料理、中央アジアのウズベキスタン料理などからのさまざまな香辛料の使用を取り入れて、巨大な食文化を築き上げてきました。ロシアは香辛料の美食地域の料理を取り入れてきたにも関わらず、日本にいては秘境共和国料理情報が極めて乏しい。だから、行けば必ず料理の発見が相次ぐ地域です。

料理を実食して、料理背景(政治、地理、民族、言語等)をめいっぱい学んで、現地でレシピ化して、日本で再現し、公開する。・・・それが、中央アジアやコーカサスの香辛料美食地域を併呑したロシアの秘境の料理であるのなら、「事実に基づくスパイスの知られざる美味しいレシピ」を普及することの足掛かりになるだろうし、スパイス大使である私にとっても無上の喜びです。精一杯情報収集と実食を頑張ろうと思います。

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【追記】
この記事の公開日よりも少し遅れて、私は9年ぶりに、ウランバートルのゲル住まいの民家を再訪しました。以前も今回も、モンゴル人の同じ家にホームステイです。

ゲル

あのときの小さな子供も、素敵なレディーになって☆

ゲル

ガードマちゃん、素敵だよ!



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