家にはいつも何かしらの食材があります。
ここに住んでいるわけだし、食事を買わない(自分で全部作っている)し、料理の仕事もしているし、畑や野でとった食材を保存もするし、自分で買わない物(知人や食品会社から頂く物)も多い。ともあれ食材は家にあっていい。
でもね、だらだらと長期間置かれた食材が発生しないようにしなくちゃいけない。そして「賞味期限が切れたから捨てなくちゃ」という行為は大嫌いだし絶対したくない。
きっかけは2017年だったかな? ある日、中国で買ってきた豆板醤が1年経つのにまだ使い終わらず冷蔵庫に入っていたのを見てちょっと反省。そのとき私は「年に4度の食材一掃キャンペーン」を思いつき、「食材管理リスト」をシステム化し、以降継続しています。
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では、「食材管理リスト」の作り方です。
3か月に一度、家にある食材をA4用紙に全て書き出します。

A4のクリップボードにA4コピー用紙を挟んで、冷蔵庫、冷凍庫、常温ストック、調味料の棚、業務チェックのように全部書きだす。だから、どわわわわ~と、リストアップされてくる。
次に、優先順位で分けます。

- 買ったばかり・うちに来たばかりのものは横棒を引く
- 急いで食べないようにするもの(漬けたばかりの漬物とか)はカッコ書き
- 急いで消費したいものは赤枠
このとき同時進行で、「その食材を使うために作りたい料理」も欄外にリストアップします。

上の図だと、「パンチフォロンがあるからベンガリのカレーを作ろう」とか、「魚の頭が冷凍庫にあるからシンガポールのフィッシュヘッドカレーを作ろう」とか、使い道を考えてメモしておけば実行力が高まります。
例えば下の図の「甜麺醤」と「ビーツ缶」ですが、

甜麺醤は買ったばかりですぐ使わなくていいので横棒。
ビーツ缶は消費したいので赤枠。
なお「からすみP」の「P」はパウダー(粉末)の略で、特に香辛料の識別につけます(クミンシードとクミンパウダーの識別のような)。
また食材管理リストの中で、

- 一度でも使ったら/(斜線)を入れ
- 使い切ったら×(バツ)にします
例えば下の図の「わかめf」と「トマトf」ですが、

fはフローズンの略で冷凍の意味です。常温や冷蔵と識別するために書いています。
わかめは一部を使ったので/(斜線)が入り、トマトは使い終えたので×(バツ)になりました。
また、まだまだ赤枠が残っているので、「トムヤムペーストを使わなくちゃ」とか「カピを使わなくちゃ」のように、近々の献立作りにヒントが得られますね。
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食材管理リストは優秀です♪

A4用紙1枚に家にある全食材がまとまっている。赤枠から使っていけばいいので優先順位も可視化されておりスピードアップする仕組みが出来ている。
人は方向性が決まれば歩き出すのが簡単なんです。決まっていないと消費が先延ばしになってしまい、日々の調理にまた使いやすい食材を買ってきてしまい、悪循環に入っちゃう。
だから、とにかく、文字にして残すことで、いつ見ても目に入るようにする。文字で「料理名とアイディアを書き出しておく」のです。
ここまでで「食材管理リスト」は完了です。1回リストを作るのに、今後の献立も考えながら楽しく作業をし、拭き上げたり掃除もするため2時間はかかりますが、在庫のリストとその消化方法まで書き出しておくと、あとが早いです。
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<利点>
初回のリストアップは数が多いかもしれませんが、一度この作業をやると、無駄なストックは減らそうと思えるので、2度めからはリストアップされるものも少なっていて、作業も早いし、食品ストックと冷蔵庫の中とキッチンの棚がすっきりします。
新しい料理や食べ方を発見するきっかけになり、料理の腕や食材消費の腕が上がります。
スパイスやハーブがある場合、スパイス上手やハーブ上手になり、料理の幅が広がります。
食材消費の腕があがり、食材を放置しなくなるので、「冷蔵庫の中で○○が傷んじゃったゴミ箱行きごめんなさい」的な無駄がなくなります。
食材消費の腕があがるので、冷凍庫に依存した食品保存が減り、冷凍庫がすっきりします。
今ある食材を今食べようという意識があがるので、乾物も缶詰めも新鮮なうちに食べるようになる。いいことです。
今ある食材の消費方法を具体的に決めるので、次のスーパー買い出しも決まり、買い物に無駄がありません。
計画が立っているので、家事が早いです。
何よりね、
計画を立てるって、楽しいんです♪
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一か月、二か月と時間が経つと、「食材一掃リスト」の項目にたくさんの×(バツ)が入っています。これがまた楽しみなんで。
これを3か月に1回。つまりは季節が変わったら1回。春・夏・秋・冬に1回ずつ。4月下旬・7月下旬・10月下旬・1月下旬です。
ええ、このときはもちろん棚はきれいに拭き上げますし、冷蔵庫内は消毒用エタノールも使ってきれいに清拭します。食品が存在する場所が清潔になるのも気持ちがよいのです。
