近年イカの価格が跳ね上がっています。そういう折、漁船をお持ちの優しいご近所さんがイカ釣り漁船に招待してくれました! このイカ釣り漁船デビューは今年の7月の記録です。
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夕方6時に港から漁船に乗り込んで、
出立~!\(^o^)/

優しいご近所さんは、普段釣りをしない私に道具も貸して下さり、そして、
人生イカ釣り第一号!!

イカは夏の時期、夜の暗い海で漁火(いさりび)を灯して吊り上げます。なので、夜6時出航、夜12時まで釣りを頑張りました。
続々と釣れていきます。

クーラーボックスに氷をたくさん入れていますが、イカを鮮度良く保つ方法としては、小さな縦長のビニール袋(傘入れのような形状でイカサイズになった、釣具店で売っているイカ用の袋)に入れて口を閉じてから氷の上に乗せること。氷が融けた水は低浸透圧なのでイカの組織をふやかすような悪影響があるためです。
さあ、引き続き続々釣れていきます!!
本当の本当に獲れたてのイカは、色が紅白なのですね。

イカをたくさん釣るコツは、群れがいる場所に釣り針をたらすこと。この日は海底まで約50 mのところまで船を出しましたが、今自分の釣り針が深さ何mのところにあるのかをつかめるようになることが重要です。この日は釣り師が私含めて4人でしたが、4人で、「釣れました、深さ30 mです」「今深さ40 mです」のように、釣れた時点での深度を声を出し合って伝え合います。
たくさん釣れるのはとてもとても嬉しいのだけれど、大変だったのは、釣り上げた瞬間にイカが興奮して墨を吐くことです。でもおそらく海で吐き出してしまい船上では吐かないイカもいます。墨を吐くときはもう想像以上に勢いよく吐き出し、釣り糸がくるくる回るのでは360°攻撃。だから自分がイカを釣りあげていないタイミングでも船上の他の釣り師方向からイカの墨がこちらにふっかかってきます。
夜12時近くなり、他の漁船の漁火(いさりび)を見ながら港へ帰還。

釣果はイカ40杯\(^o^)/
あと、6時間でイカ40杯ということは、船上では耐久レース並みに大忙しです。イカポイントまで往復40分で準備10分として釣り時間が5時間10分=310分。イカ釣りは、水深50 mの底にたらしてから目的深度まで釣り針を上げてイカがかかるまで3分として釣れてからは引き揚げてジタバタするのが治まってから専用袋に入れて閉じてクーラーボックスに入れて3分、そして自分や衣類の墨を拭き取り釣り糸のよじれや糸の絡まりを解消して釣り針チェックして2分、これを合計8分として、8×40=320分。つまりは、一瞬も休まる暇のない釣りだったわけです。聞けばあまり釣れない日もあるとのことで、この日はイカポイントの探索に成功した大成功の日だったのですね。ともあれ耐久レースは本当に体力を使いました。おむすび持ってったけど食べる余裕なかった。。。
しかし!!この日はたっぷり釣れました!! この時点でスーパーで買うイカが1杯900円しているご時世だったので、めちゃくちゃ大収穫です♪ イカ、高いですよね。でも良い品質のイカの産地なので、いったんスーパー側が仕入れた後はイイお値段がするはごもっとも。だって美味しいイカなんだもの。
さて、というわけで船上で6時間イカ釣りに奮闘し、日付が変わって港に上がるともうヘトヘト。それでも頑張って車を運転して帰宅して、
この記念写真を撮った時点で夜1時過ぎ。へとへとだけどあともう一仕事~
こんなにたっぷりのイカを、袋の外を水洗いしてきれいにしてから冷凍庫に入れます。

イカ自体は洗いません。
理由は上に書いたように、真水では浸透圧が低いのでイカをふやけさせます。要は味が台無しになります。
しかし、イカの食中毒といえばアニサキスで、アニサキスの腹痛は地獄の苦しみとも例えられるほどのものなので私はイカで踊り食いなどをしようとは思いません。アニサキスは冷凍で死滅するので、帰宅したら鮮度の良いうちに冷凍するのが最適なのです。
1日でも冷凍すればアニサキスのリスクはなくなるので、1日以上冷凍してあればお刺身にしても安心です。

大・大・大絶品!!
夜に釣って、その夜のうちに冷凍して、安全にしてから、流水解凍してすぐに食べるイカは、至上最高の鮮度で、めちゃくちゃ美味しい。。。 流水解凍が洗浄も兼ねてくれます。
「刺身の中ではイカ刺しが一番好き」と言う夫も、今回の私のイカ釣り漁船デビューをとても喜んでくれました♪
以上、私のイカ釣りデビュー日記でした♪
