味が物足りない時、多くのケースでは塩がふられますが、私は健康増進で生きていくためには塩に頼らずに味を調える方法を持っているべきであると思っています。
我が家の実例として、ホントに実際に体験した、唐辛子で味が調った話を今日は記事にします。
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モロッコ料理ホンモスカムン(حمص كمون)。
ヒヨコマメをほんのりスパイス風味で美味しく煮た料理で、モロッコに行くと移動屋台が出ているような、庶民的で素朴な、そしてみんなに愛される美味しい料理です。作るのは非常~に簡単なので是非作ってみてください。
屋台ではよく紙をコーン状に巻いたものに豆を入れてくれ、煮汁は希望者に別途サービスしてくれます。この紙がね、裏に算数の式が書いてあるようなノートを破ったものだったりして、それはそれでなかなか楽しい (^^)
なので私も巻きましたよ~。
これを食べたとき、夫が「少し塩をふりたいかな」と言いました。でも海外ではこういうときに唐辛子をふるケースがよく見られるので、私もそのために、既に傍らに唐辛子を用意しておきました。
それをふりかけたら、見事に美味しくなった!美味しくなった!!
「美味しくなった」っていうのが、いいでしょう!?
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唐辛子は辛いだけでなく旨味がある。
唐辛子の辛さを生理的に受け付けない人は仕方ないけれど、唐辛子をそこそこ食べられる人ならやってみませんか?
普段の料理でも、物足りない時に、塩に頼らずに味を調えるために唐辛子を活用してみませんか?
前提として、生体の受容器の機能には耐性というものがあって、要は受容器を刺激するほど受容機能は低下していくというものです。薬を飲み続けると薬をもっと増やさないと効かなくなる現象と同じです。そこで推測のレベルで思うことですが、高齢者の食事が妙にしょっぱいのは一因として長年の非減塩食の曝露から塩の味覚受容器に耐性が生じていると言えるのではないでしょうか。
だったら、塩以外の方法で味を調えるように、塩の受容器には耐性が生じないようにしておかなければならないですね。それが砂糖や油だとまた何らかの生活習慣病を増悪してしまうので、病気にならない食材が好ましいです。
だから、塩・砂糖・油脂等以外の方法で味を調える一つのツールとして、唐辛子は有用です。
我が家が実際に日々活用している、唐辛子の使用法でした。