以前、知り合いの日本駐在インド人のお宅へ伺いました。
彼は日本語が完璧に堪能で、世界に進出している日本企業に就職されており、奥様やお子様と東京近郊に住んでいます。
その方のご自宅へ招いてもらえ、彼らが普段日本で作るインドの料理をごちそうになりました。
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時間がかかるカレーは既に作ってあり、食卓から素晴らしいスパイスの香り♪
インド料理の定食にはよくパパドのような揚げ物がつきますよね。ここでも食事の直前にスナックを揚げていました。
メティ(フェヌグリークシード)を油で揚げ煮にして香りを引き出しています。この調理法を間近で見たのはここが初めてでした。
メティをホールで使うことは滋養に良いのだと言っていました。
にんじんが甘くて美味しかった! にんじんのポリヤル(スパイス炒め)が完成しました。
なすとじゃがいものポリヤル(スパイス炒め)も完成。
インドから取り寄せているというポディ(唐辛子やにんにくのふりかけ)がすごく美味しかったです。
いただきまーす♡♡♡
インド人が日本で自分たちのために作るインド料理は、日本のインド料理店が作るインド料理と違うと思いました。利益率とかを考えない、自分たちのためのカレーを作るのだから、自分たちの舌がインドに帰れるような味を彼らは作っているのです。
日本の食材でもインドの調味料や調理道具や調理技法を踏襲すればここまでインドのローカルな味になるのだと学べました。日本人には特に道具の点が難しいのですが、この精神は学びたいです。
最後はごはんにヨーグルトをかけて混ぜて食べます。口の中がさっぱりしてカレーの香辛料が口に残らなくなります。
これがキッチンの引き出しです。
引き出してすぐのところ、最も使いやすい位置にあるのは彼らがふるさとから持ってきた、スパイス入れなのでした。
難しいものはインドから取り寄せているそうですが、日本でもかなりスパイスを購入しているとのことで、私もこのスパイス入れのラインナップを真似すれば、インド現地のローカルなフレーバーでインド料理を作れるのではないかとわくわくしました。
ごちそうさまでした。本当にありがとう。
また再会して、一緒にごはんを食べましょう。
そして、日本に来て日本に住むことを選択してくれて、ありがとうございます。