あけましておめでとうございます。新年をまもなく迎える大晦日の夜と、そして元旦の朝に、私は夫と一年の抱負を語り合いました。
辞書によると抱負とは目標ではなくやる事なので、現実的にできそうにない夢を語るのではなく、実際にやっていくことを決めるように心がけました。
さて、昨年(2023年)は旅実績がアップできました!! なんと、私が最後まで訪れることができないかもしれないと思っていた リビア に、頑張って頑張って、ものすごく頑張って訪問を達成したのです。…内戦止まぬリビアに、頑張って頑張って本当に安全に行けたんですよ。準備には2か月以上。これは準備としては短いのだけど、でもリビアの英語のニュースには何年も全部目を通していたからその意味では準備に10年以上。しかしいざ具体的に準備を開始しても、他国の渡航準備では味わえないリビア独特の困難や高い壁の連続に襲われました。極めて心を傷めながらも疲弊しながらも、逃げずに連続で挑みました。その間、私は精神的に強くなったと思う。これは自己研鑽だったかのように人間が成長したと、ものすごく実感しました。
この成長を2024年の暮らしに活かさなくてはと思っています。
以下に、夫にもうなずいてもらえた私の2024年の抱負を掲載します。
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1)健康と幸せの食卓
夫がしょっちゅうリクエストしてくれる「健康料理」。
▼具体的な実践の例
DAY1~2
DAY3~4
DAY5~6
DAY7~8
DAY9~10、総括
健康と幸せの料理を実行するには、献立を決める段階から栄養計算、食べ終わってから栄養計算と、日々非常に時間がかかりますが、実例として1日平均でエネルギー1734 kcal、塩分6.0 gという大快挙の食事を続けることができます。塩分摂取量なんて平均的日本人の半分ですよ、しかもこれが健康維持の適量です。それを本当に実践できていることは作る私も食べる家族も大満足。
夫は病気をしていないし薬も飲んでいないし不自由してないし普通に元気ですけど、根底では「何かあってからの病人食よりも病気にならないための健康食が大事」と考えてくれています。そして「健康的な食材」にこだわってくれます。だから私はそういうごはんを作っていきたい。そのためにも菜園の土づくりを頑張って旨味の濃い美味しい野菜を作り、海に出て魚を獲る人と交流し、きのこやジビエや果樹のある「食材がすでに美味しい」生活を頑張り、健康的的な食材を使うことを頑張ります。それこそが「味付けが減り、美味しさが増す」方法なのです。なお今年は狩猟免許を取ります。目的はイノシシとアナグマのジビエライフです。
2)自分の優雅な朝時間を確保
やりたいことがいっぱいある人ほど「朝美人」を実践するといい。気になっていたことが片付く時間、やりたいことがやれる優雅な時間、自分のためだけの時間。これを健康的に安定して確保できるのは早朝のみなので、今年の抱負としては朝5:00~7:30までの2時間半を、自分のための優雅な時間にします。
特に、世界の料理についてもっと自分の体験を記録にまとめて発信したいし世界の料理レシピももっと作りたい。歴史書も読まなくちゃいけないしダウンロードした論文も(読まないまま)たくさんたまってる。やりたいことが終わらぬまま次の旅に出ている現状の中でやりたいことをこなすためには自分の時間を確保するのみ。しかし、やらなくちゃという義務はストレスの元だからダメ。だから自分の時間に「優雅」を盛り込んでいるのです。
寝るときはお布団の中で明日の早起きのタスクと、ご褒美優雅ドリンクを考えて、楽しく就寝して、翌朝楽しく起床しましょう。朝から優雅な自分時間を過ごせたら、一日中ハッピーなのは間違いなし!ですから。
3)未来の自分に向かって生きる
やりたいことをやるためにも、やめようと思うのが「昔取った杵柄」です。「昔は○○をしていた」という体験談って、誇りに思っていいけれど、引きずらなくていい。社会も現場も年々変わっていくので、昔やったことを引っ張っても今はその担い手として多分ベストじゃない。だったら今ベストを尽くせることを未来へ向けてやっていきたい。それが、過去を振り返るより未来の自分に向かって生きていきたいということです。
なお「食べること」は一生続くのがいいですね。世界の料理研究の仕事は一生続けられることであり、私と夫の楽しみでもあり、一生続けられる財産です。とにかく頑張ります。
4)時々ではない毎日の基礎運動
健康増進のために、やりたいのは週末の運動などではなく「いつも運動すること」です。
以前モデルウォーキングを学んだとき、10歩歩くだけでもすごい筋肉を使いました。モデルウォーキングの基礎はお尻ふりふりではなく、背筋を伸ばして胸張って、足をきれいに出して重心をきれいに進めることです。モデルウォーキングは素晴らしい足腰づくりと筋肉養成です。この歩き方をしていれば一生腰が曲がらなくて済む。筋力が衰えず健康に良い。体もきれいになれる。だから、家の中でもお庭でも外出先でも、モデルウォーキングを毎日のベースとして歩くことを習慣とし、きれいな歩き方で一日一万歩を歩きたい。そこに家の中では腹筋とヨガと肩体操(四十肩予防)、雨が降っていなければ外でなわとび(数回に分けてもいいから100回飛ぶのがノルマ)。
腹筋で健康増進
健康増進にお気に入り♪なわとび
5)時間を守るのは最低限の基本
冒頭に書いた「リビアの旅準備」で鍛えられたことには、ほかにどんなにやらなくちゃいけないことがあったとしても「今リビアを進めなければ全部パーになる。他を犠牲にしても今やらなくちゃいけない」という葛藤を乗り越えることが含まれていました。本当にきつかったなあ…、不可能なこと、理不尽なこと、不条理なこと、苦痛、他のタスクとの競合、自分の努力じゃ解決できないことを解決していかなくちゃいけない。何をどうしたらいいのか正解がないことに、頭の中がぐちゃぐちゃになっても苦しくても「今やるべきことは何か」と自問自答し、その瞬間の答えを1つ決め、停滞でなく一歩進む思考グセをつけてきました。それが自分を強くしてくれた。しんどくても辛くても寝られなくても寝たくてもやめたくても「やるべきことを後回しにできない」「やることは遅れずにやらなくちゃ」と、リビアの準備で私は精神が鍛えられたのです。
ところで我が家は、基本スケジュールとして朝食は7:00~7:30に開始、昼食はかっきり11:30、夕食は18:30と決めているのだけど、「つい」遅れることがありました。調理が意外に手間取ったり、不意の用事で予定が変わったときにリカバリできなかったことが反省点なので、今年はその反省点を改善点とします。以前スリランカでアーユルヴェーダを学びに行ったときにも言われたのですよ、健康のために食事の時間を一定にするようにと。
具体的な解決方法として、朝食後に昼食と夕食の下ごしらえ(栄養計算して献立を決め、菜園の野菜を収穫し、洗い、食材を切ったり漬けたり下ゆでしたり)をします♪ 計画的に早め早めに、そして優雅に楽しく行っていこうと思います。それは絶対楽しいことだと思います。そしてその結果として家族との時間を守ります。夫に「時間を守るのは最低限の基本」と言われちゃいました。その通りですね。
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人生のテーマは「旅と暮らし」。世界じゅうの旅で得た素敵なものごとを我が家に取り入れて、「旅のある暮らし」をもっとしていきたいですね。そのためにも健康第一で、そして上に定めた「今年の抱負」を実行していきたいと思っています。
皆様も、まずはご健康を第一とし、幸せにお過ごしください。
今年も宜しくお願いします。