海外レシピで出来るだけ本物を探したいとき。
でも、検索窓に「(料理名) recipe」とだけ入れても、それが作り手のアレンジレシピかもしれないし、正統派を重視しないレシピかもしれない。
だって、海外でそれを食べたことがないと答えが分からない。
答えを知らないと本物に近いかどうかは分からない。
インターネットは玉石混交が甚だしいからね。
でも、探すとときどき見つかるのです。Printed mattarを掲載するサイトが。
(プリンテッドマター=印刷物、出版物)
下の画像は1998年の新聞記事で1975年の書籍掲載レシピを載せたもの。
◆1)Mulligatawny|My Wife’s Food Blog(≫こちら)
下の画像は1970年代のレシピ本。
◆2)Recipe for Mulligatawny Soup with Coconut Rice Pilau|Copywriter’s kitchen(≫こちら)
つまりこれらは、実績のあるレシピです。
こういう情報をもとに作る料理は安心。そのレシピは、調理した人がこの数十年の間に大勢いるという実績をもつのだから、安心度が高いです。
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ということで、私は、海外レシピを見つけたいときは、なるべく実績のあるレシピを探す方向で検索をします。
この日、検索窓には、「country captain cookbook gif」と入力しました。つまり、「カントリーキャプテンという料理のレシピ本既存出版物の撮影画像」を検索したのです。拡張子JPGだと普通に写真に埋もれてしまうのでGIFで探すほうが出てきやすいと感じます。レシピ本は英語ではクックブックと言うので、これを覚えておくと良いですよ。
ネットに上がっている、「いいね狙い」とか「映え系」とか「広告アクセスでお小遣い稼ぎサイト」とか「自分で見てもいないのにコピペで書く記事」のような情報にはちょっとうんざり。そういう校正も監修も経ずに出される情報は危ないので、出版物としての紙のレシピ本を見ると、その点で安心で、心がなごみます。
それが近年の食文化を作った一端なら、私も尊重していきたいと思うのです。