野草茶大好き♪ 雑草だってお茶になります♪
野草茶は、採取するときには自然と触れ合う気持ち良さがあり、植物の息吹を感じられてすがすがしい。そもそもヒトは従属栄養生物(※)なのだから、野草に喜びを感じるのは、ヒトの本能であるとさえ思います。ヒトは他の生物がなかったら生きられないのだしね。
※従属栄養生物:自己体内で栄養素を作れない生物。動物類はすべて従属栄養生物である。
一年を通じてみるといろんな野草があって、いろんな野草を見ると、つい「美味しそう♡」と思ってしまいます。とはいえ、野草はそれぞれ「年に1度は食べてみよう」という感覚です。年に一度のぜんまい、年に一度のつくし、年に一度のゆきのした、年に一度のあけび・・・みたいな。
* * *
すぎな茶♪
作り方は簡単です。大事なのは天気予報を見ることです。
春、つくしが出たあと、すぎなが育ってきます。生き生きとした緑色の頃、天気予報を見て、むこう3日は晴天で、かつ湿度が低くてカラっとしそうなときに、摘み取ります。
通気性の良い干し方で、
完全にカラっとなり、揉んだら潰れるくらい水分が抜けたら、100℃くらいの温度で乾煎りします。
フライパンをごく弱火にかけるだけ。触ったら「アチっ」って言ってしまいそうな温度ですが、素手で作業できなくもない、そういう温度です。
* * *
茶葉は素手で乾煎りします。
「中国で一番絵になる村」とこれまで多くの書に書かれてきた、世界遺産に登録された古い村落群の1つ、安徽(中国語でアンホイ、日本語でアンキ)省の宏村(ホンツン)村。
この美しい村では、伝統的な家屋や暮らしに、伝統的な食材や料理を見ることができます。
路上では鉄釜を弱く熱して、手で茶葉を乾煎りしていました。
これを、木べらなどの道具を使って炒ると熱くなりすぎてしまうのです。だから緑茶の風味を残すために、熱くしすぎないために素手で炒るんです。
だから私も100℃で素手で乾煎りします。直接フライパンに指をつけるわけではないのでやけどしません。
* * *
出来た♡
淹れました♡
色は薄いのですがこれでOK。味がとにかく良い。リラックスできる味っていう感じかな。
* * *
野草茶大好き♪ 身の回りに目を配るって楽しいですね。こういうことが出来るようになるほど、人生は幅広く有意義に優雅になるような気がします。