ハリッサを使おう!人気チュニジア家庭料理3点紹介(2)

2021/03/09

ハリッサスパイスアンバサダーの活動で「ハリッサ」を使う世界のレシピを紹介しています。ハリッサとは、にんにくの美味しさ、クミンなど香辛料の香り、唐辛子の赤が折り合った、スペイン人が北アフリカに導入しチュニジアリビアの調味料として定着しました。

折角ハリッサを使うなら、まずはハリッサが一番合う料理で美味しさを試してみてほしい。そのように私は、ハリッサの正しい&美味しい食べ方・使い方を多くの人に伝えたいという願いから、前回からの3つの記事で「ハリッサを使う人気チュニジア家庭料理」を3点紹介することにしました。

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連載第2回は「ラブラビ」です♪

ラブラビ

ヒヨコマメとその煮汁の美味しさを活かしてハリッサの辛味と旨味、それからレモンの爽やかさなどでいただく、ツナがたっぷり乗った、チュニジエンヌ(※)のみんなの大好物のパン雑炊です。

※Tunisienne。チュニジア人のフランス語。チュニジアの元宗主国はフランスです。

レシピは簡単です。

heart『残ったパンをチュニジア風に美味しく♪ ラブラビ♪』
材料(2人分):

乾燥ヒヨコマメ
150 mL
1 L
レモン
1個
2個
ハリッサ(※1)
大1
イタリアンパセリ
刻んで大2
小2/3
クミンパウダー
小1/2
こしょう
小1/5
バゲット(※2)
15~20 cm(※2)
ツナ水煮缶(※3)
1缶(70 g)
黒オリーブ
6個
ケイパー
10粒

※1:ハリッサは現地の唐辛子調味料です。日本でも市販されていますしなければ手作りできます(≫こちら)。
※2:バゲットはフランスパンのことです。買って日が経った古いパンを美味しく食べる料理なので1日以上経ったものを使います。
※3:ツナ水煮缶がなければ、オイル漬けのツナ缶を使ってよいです。

作業工程:1 時間 20 分(ヒヨコマメを水に浸ける時間を除く)

  1. <前日に準備>ヒヨコマメをさっと洗い、ゆでる鍋に入れて1 Lの水に浸け、1晩置いておく。
  2. <当日の調理>ヒヨコマメを漬け汁ごと強火にかけ、沸騰したら弱火にして1時間(あるいは完全に火が通って芯がなくなるまで)煮る。
  3. その間に、レモンをくし形にカットし、盛り付け用に2個を取り分け、残り4個は果汁を絞っておく。
  4. 別の小鍋に水と卵を入れ、6分間ほど火にかけて、白身や黄身が半熟のゆで卵を作っておく。
  5. ハリッサを小さな容器に入れ、お湯少々(分量外)でゆるめてソースのようにしておく。
  6. イタリアンパセリは粗みじん切りにする。
  7. <仕上げ>ヒヨコマメが煮えたら豆だけを取り出しておく。
  8. 残った煮汁に塩、クミンパウダー、こしょうを入れて味見をし、豆の味がより薄いほうが好みなら湯で割るなどし、塩加減が薄めなスープになるように調える。
  9. レモン果汁をスープに少しずつ加え、好みの酸味加減にし、スープを再度火にかけて熱くする。
  10. 器にバゲットをちぎって入れ、ヒヨコマメを乗せ、半熟卵を落とし、スープを入れ、ハリッサをかけ、ツナを乗せ、黒オリーブとケイパーとイタリアンパセリを乗せる。
  11. くし切りのレモンを添えて卓上に出す。
  12. Enjoy!

ラブラビ

美味しーい!!
ハリッサが溶けだしたスープが素晴らしいフレーバー!

オリエントアラブ地域ではヒヨコマメを煮た料理をしばしばラブラビと呼ぶようで、チュニジア料理のラブラビやイラク料理のラブラビが現代でも知られています。地中海の国チュニジア版のラブラビは、パンを器に敷き、ヒヨコマメ煮をかけ、ツナをドンと乗せた具沢山の美味しいスープ兼おかずです。ハリッサというにんにくやスパイス風味に優れた唐辛子調味料が美味しさの仕上げ。スプーンを2本立てて、まぜてすくって召し上がってくださいね。

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本記事では、チュニジア人なら(きっと)全員が大好きな、庶民的な現地のレシピを紹介しました。美味しいものは誰が食べたって美味しいのだから、このレシピもきっと日本人の多くの方に気に入っていただけることを私は確信しています。

世界はそのスパイスの使い方を持っています

本企画も、やりがいを持って取り組むと本当に有意義ですね。多くの人にとって美味しいという保証つきの料理をレシピつきで紹介することで、「作る楽しみ」や「食べてみる意欲」が芽生える一助になり、その結果として自分や家族の好みに合う新しいレシピが見つかっていくという形で貢献できるのならばとても嬉しいです。次回もどうぞお楽しみに☆


※本記事はハウス食品及びレシピブログが主催するスパイスアンバサダーに就任したことに基づき執筆するものです。


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本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
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