今日のテーマは、「だしとスパイス×（かける）世界の料理」です。
【今回記事】【1st dish、野菜のごちそう】「だしとスパイス×世界の料理」～ボラニバンジャン編～
【次回記事】【2nd dish、魚介のごちそう】？？？？？
【次々回記事】【main dish】？？？？？
世界を旅して、私はこれまでたくさんのホームステイをしてきました。一緒に料理を作ることが多いのだけど、でもときに、外国人は日本の「だし」の味を理解しません。
カナダでホームステイをして「和食を作って」と頼まれてかつ丼を作った日。彼ら、だしで煮込まれたトンカツに不思議な顔をし、一方でトンカツにバーベキューソースとケチャップをかけるとガッツリ食べるんですね。フランス人のおねーちゃんも「卵焼きに魚の風味は嫌だわぁ」と、日本の旅館で食べたというだしまき卵の思い出を語っていましたっけ。
だから、日本人が突然だしと縁を切って世界の料理に入ることや、外国人をだしがものを言う日本料理の世界にいきなり入れることは、距離がありすぎるかもしれない。これは私が長年抱いてきた葛藤であり、いつか克服したいと思ってきた課題です。
＊ ＊ ＊
今回、株式会社にんべん（≫こちら）の「だしとスパイスの魔法シリーズ」（≫こちら）の商品を3品受領しました。その味は、日本人には「いつもの味だけど外国の味」、外国人には「食べ慣れた味でもジャパニーズテイスト」と思ってもらえる味。さっき述べた「日本の料理と外国人の味覚の長すぎる距離」に対し、ちょうど中間点で着地してくれる良い存在だったのです。
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さあアフガニスタン料理♪
「だしとスパイス×（かける）アフガニスタンのボラニバンジャン♪」です♪
使用商品は左のものです。
【だしとスパイスの魔法シリーズ】『鶏肉のハーブソテー』
スパイスには唐辛子・バジル・オレガノ使用。
なお、今回の投稿テーマ条件には、5つのキーワードが掲げられています。
『手軽に』、『パパッと』、『ごちそう』、『簡単』、『華やか』
…素敵ですね♡
私が上記商品を使う世界の料理にアフガニスタンのボラニバンジャンを選んだ理由は、
- 『ごちそう』…コース料理の「1st dish」のイメージで野菜のごちそうを作りたいと思いました。今が旬の秋ナスが主役の料理を作りたいと思いました。
- 『手軽に』…包丁で切るのはナスだけ♪（生ミントがあれば切ります）
- 『パパッと』なすを焼いてソースをかけるだけ♪
- 『簡単』…ソースとなすだけ。だから失敗しない。
- 『華やか』…大皿の赤いソースの上の真っ白なソース、白亜の料理は華やかです！
…このように、アフガニスタンのボラニバンジャンは、『手軽に』、『パパッと』、『ごちそう』、『簡単』、『華やか』という5要素をクリアしてくれます。
＊ ＊ ＊
レシピは簡単です♪
『だしとスパイス×アフガニスタンのボラニバンジャン♪』材料（4人分）：
- トマト缶
- 1つ（※1）
- 水
- 50 mL
- ガーリックパウダー
- 小1
- 塩
- 小1
- サラダ油
- 大6
- なす
- 2本
- 無糖ヨーグルト（※2）
- 150 mL
- スパイス（※3）
- 1袋（※3）
- 調味液（※3）
- 1袋（※3）
- 生ミント（※4）
- トッピングにふりかける量
※1：トマト缶は400 gを想定しています。トマトがカットされているタイプを使います。実際の使用量はこの1/4ですが、トマト缶1つを最小バッチとしてトマトソースを作ります。
※2：ヨーグルトは、とろみのあるカスピ海ヨーグルトがよいです。
※3：【だしとスパイスの魔法シリーズ】『鶏肉のハーブソテー』に含まれます。
※4：生ミントがなければドライミントでよいです。それもなければ刻みパセリや小ねぎなど、手元にある緑でよいです。
作業工程：15 分
- （2口コンロでソースとなすを同時調理するとして）
- ＜トマトソース用意＞小鍋にトマト缶の中身を入れて火にかける。
- トマト缶の中に水を入れて中身を洗い込むように鍋に入れ、ガーリックパウダーと塩を入れて煮る。
- ＜なす調理＞フライパンにサラダ油の半量（大さじ3）程度を入れて熱する。
- フライパンが熱くなるまでの間になすのヘタを取り、1 cm厚さの輪切りにする。
- なすを1枚ずつフライパンに敷く。なすが多い場合は重ねる。
- なすに油がまんべんなく吸収されるよう、こまごまとひっくり返しながら、適宜残りのサラダ油を足しながら焼き、なすの表面に良い焼き色をつける。
- なすから手が離せそうなときに、ヨーグルトを泡だて器でホイップしておく。
- 焼き色がついたなすから順次取り出し、大皿に並べていく。
- なすの上にドライスパイスをふりかける。
- ＜ソース仕上げ＞フライパンに調味液を入れて3～5割くらい体積が減るように煮詰める。
- 調味液のフライパンにトマトソースの1/4程度の量を入れて混ぜ、なすの上にかける。
- ヨーグルトをその上にかける。
- ミントを刻んでその上にふりかけて出来上がり。
- Enjoy!
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段取りを図示しました（私はワード作画が大好きなのです♡）。
ほら、なんか、簡単って思えませんか？
＊ ＊ ＊
出来た♡ 美味しそう♡
ボラニバンジャンは、焼きナスにトマトソースやヨーグルトソースをかけていただく、素晴らしい料理です。
製品の、
スパイスは焼いたなすにふりかけて。
調味液はトマトソースにあわせて。
取り皿にとってみました。
白と赤を基調にした美しいソース。そして、調味液とトマトソースとヨーグルトが混然一体となった味わいには、「何この美味しさ…」と唸りました。パンで一滴残らずすくって食べたくなる、素晴らしい味でした。
＊ ＊ ＊
今日のテーマは、「だしとスパイス×（かける）世界の料理～ボラニバンジャン編」。
日本人が世界の料理へ幅を広げるのにも、外国人に日本のだし文化を楽しんでもらうにも、ちょうど2つをつなぐ架け橋の料理となりました。私がいつか克服したいと思う課題が、ひとつ形になって乗り越えられたという想いで、とても嬉しいです。
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