手打ちうどんは美味しいですね♪ 私が自宅で作る手打ちうどんレシピで気に入っているのは、日本料理風にかつおや昆布のダシが利いたうどんよりも、中国や韓国/北朝鮮の、ちょっと異国の味がする手打ちうどんです。
何というか、濃厚にかつおだしが利いているうどんは、自分が頑張って作っても美味しいのだけど、頑張らずにいただける方法もたくさんあるじゃない? つまり自分が頑張る価値が、ひょっとしたらあまりないじゃない? そば屋やうどん屋は日本中にたくさんあるし、ダシつきの冷凍うどんも美味しい。お湯を注ぐだけで出来上がる「赤いきつね」のようなものだって、随分と美味しさの研究がなされているように思います。要は、日本式のうどんは、自分が頑張らなくても美味しいものに結構ありつける。
だから、自分が頑張るんだったらそれらと競うこともないわけで、日本以外のうどん料理を作るほうが、頑張り甲斐があるってもんです。
そこで、私が手打ちうどんを作りたくなるほど気に入っているカルグクスの作り方をここに掲載し、改めて手打ちうどんの美味しさや良さを記載しようと思います。私の手打ちうどんは、本当に手間なしの簡単バージョンですから、宜しければ是非ご覧ください♪
* * *
私の持っているホームベーカリーは小麦粉280gを入れて作ると丁度良いサイズです。強力粉メインだったり、中力粉メインだったり、強力・中力・薄力粉を気分でブレンドしたりします(うどんのコシや口当たり、あるいは今在庫がある粉の種類によって、そのときのひらめきで決めています)。粉と水はざっと2:1なので、水を140~150mL、あとは塩を小さじ1/2くらい、「かん水」気分を出すなら、ちょこっとの炭酸ナトリウム(※)を入れて、「生地モード」にして、機械でこねます。
※炭酸ナトリウム=Na2CO3、こんにゃくづくりに使うもの。重曹と混同しないように。重曹は炭酸水素ナトリウム=NaHCO3で、異なる化学物質です。
打ち粉をして麺棒で延ばして、包丁で切る。
カルグクスを作る場合、あらかじめ鍋にスープを作っておきます。この写真ではダシダ(牛ダシ)や煮干し、醤油などを使っています。スープが沸いたところに麺を入れて、麺に火が通るまで煮ます。
具を加えて、できた♪
写真でも分かるかと思います♪ 包丁で切って角(カド)が出来た美味しそうな麺♪ 「カル」(칼)は刃物という意味で、「ククス」(국수)は麺という意味なので、「カルグクス」(칼국수)は手打ち麺を包丁で切った角(カド)のある麺を指す言葉だと思われます。
控えめでも美味しい澄んだスープに、コシのある手打ちうどんは間違いのない美味しさです。
ほら、この麺♪ この角(カド)♪ 美味しさも間違いなさそうでしょ!!
レシピは簡単です(≫詳細はこちら)。
材料(2人分):
<うどん麺>
- 強力粉(※)
- 120g
- 水
- 60mL
- 塩
- 小1/4
※中力粉でもよい。薄力粉とのブレンドでもよい。
<具>
- 長ねぎ
- 10cm
- オクラ
- 1本
- エノキ
- 少々
- キムチ
- 100g
<スープ>
- 水
- 700mL
- 煮干し
- 2個
- ダシダ(※2)
- 小1
- 塩
- 小1/2
- 醤油
- 小1
※ダシダは韓国の顆粒状牛ダシ。なければビーフコンソメなどで。
作業工程:1 時間(麺生地を寝かせる時間を除く)
- <麺の準備>強力粉と水と塩をよく練り、乾燥しないようにボウルにフタをするかビニール袋に入れるなどして、できれば2、3時間寝かせておく。
- <具の準備>オクラとエノキを下茹でし、長ねぎを斜め切りにし、キムチを小皿に盛りつけておく。
- <スープの準備>鍋に水と煮干しを入れて沸かし、沸騰したら火を弱め、ダシダ、塩、醤油を入れる。
- 味見をして、塩加減や旨味加減を好みに調える。
- 作業台に打ち粉の小麦粉(分量外)をふり、麺生地を乗せ、打ち粉をふりながら麺棒で厚さ5mm弱に延ばし、包丁で幅5mm弱に切る。
- 麺を1本1本つかみ、打ち粉をまぶし、麺どうしがくっつかないようにする。
- スープの鍋を強火にし、煮立った瞬間に麺を入れ、吹きこぼれないように火加減を調節しながら5分を目安に麺を煮る。
- 麺を1本試食して火が通っていたら火を止めて長ねぎを加え、器によそい、オクラ、エノキを乗せ、キムチを添えて出来上がり。
- Enjoy!
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