ヒンが我が家に!ヒンの基礎情報について

2019/03/11

ヒン

ヒン(ヒングとも書かれる)が我が家に! インドで買った自分用お土産です♡ 1つ40ルピー(80円)なのだから安くて良い♪

英語版Wikipedia「Asafoetida」(≫こちら
タイトルは「アサフェティダ」。発音記号が「æsəˈfɛtɪdə」なのでアサフォエティダではなくアサフェティダでいい。

  • ニンジン科の多年生草本植物であるフェルラ属のいくつかの種の根茎または根の浸出液を乾燥させたラテックス/樹脂(the dried latex (gum oleoresin) exuded from the rhizome or tap root of several species of Ferula, perennial herbs of the carrot family.)
  • アサフェティダは、その名前自身が異臭を表す名称で、刺激臭がある(Asafoetida has a pungent smell, as reflected in its name)
  • 典型的なアサフェティダには約40~64%の樹脂と25%の内因性ゴムが含まれている(Typical asafoetida contains about 40–64% resin, 25% endogeneous gum)
  • 揮発成分(※匂う成分)として2-ブチルプロペニルジスルフィド、ジアリルスルフィド、ジアリルジスルフィド(ニンニクの成分)ジメチルトリスルフィド(玉ねぎを加熱したときの匂い)などの有機硫化物が豊富に含まれる(The volatile oil component is rich in various organosulfide compounds, such as 2-butyl-propenyl-disulfide, diallyl sulfide, diallyl disulfide (also present in garlic) and dimethyl trisulfide, which is also responsible for the odour of cooked onions.)
  • 市販品では、アサフェティダ樹脂を30%、米粉または小麦粉、アラビアゴムを混ぜてた微粉末状に調製されたものが出回っている(Today, the most commonly available form is compounded asafoetida, a fine powder containing 30% asafoetida resin, along with rice flour or maida (white wheat flour) and gum arabic)

ということで、ヒンは、植物性で、硫化物・にんにくや玉ねぎとの共通成分を含むため臭く、樹脂を微粉化するよう調製された製品です。

にんにくや玉ねぎのような風味がつくと料理は美味しくなるので、インドでは豆カレーなどベジタリアンカレーによく使われます。私はカレーを作るときに、耳かきの1/4くらいかと思うほどのごく微量を油の部分に加えます。でも、南欧や西アジアなどでもヒンは使われていて、これを少々使うと、特にベジタリアン料理が美味しくなります。本当に極小の粒子を1つでもいいから、落としてみるといい。旨味が違ってきます。

なお余談ですが、
インドではヒンが豆食後の腹部膨満に良いと言われますが、私は想像では硫黄がロダナーゼに供給されて豆由来のシアン化合物が無毒化され体外排出されるのではないかと思っています。この点は必ず検証したいと思っています(^^*



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