シンガポールは毎日楽しかった!!
旅先で出会って親しくなったシンガポール人友人の家にステイさせていただけ、そのまた友人が集う素敵なホームパーティーにも参加させていただけ、毎日がスペシャルな思い出で、1週間が充実していました。みなさん英語を日常会話とするので、中国語が上手く話せない私にとっては華人のグループと交流するには有難い。ただ博識との英会話は難関でしたけど(苦笑) 「日本の議会制度はどうなっているのか」という会話になっても参議院を英語で言えないし(※)・・・、でもそうするとシンガポール人の識者が日本の政治の仕組みをとうとうと語り始める・・・、すごい・・・、なのに私は英単語も出て来ない・・・。なんとも日本のことを英語で言えないことに反省点をたくさん得た日でもありました。
※衆議院:House of Representatives、参議院:House of Councillors。
この日、香港で料理人をしているというお兄さんも参加しました。あまり家で調理する習慣のないシンガポール人ですが、彼は別格で、どんどんと美味しい料理を作ってくれます。
「香港や広州の料理で、あづさは何が美味しかった?」と聞かれて、幾つか料理を挙げた中の1つに、「粥」を答えました。香港や広州やマカオの粥は、米の砕け具合が最高で、日本のお粥と全然違うと答えました。
あづさ:「でも、米をあれだけ上手に砕くのには、ものすごい時間をかけて細心の注意を払って米を煮るって聞いてるよ」
料理人:(ニヤッ)「家でだったら、ハンドブレンダーを使えば一発だよ」
シンガポール人仲間:(ニヤッ)「そうそう、粥なんてハンドブレンダーさ」
* * *
それを聞いたことは私にとっては大変な発見で、私は今、日本で「憧れの粥」を作ることができています。感想は、まず、心底旨いと感じるお粥が作れています。日本のお粥と全然違います。それが、ハンドブレンダーであっという間に作れるのだから、素晴らしいです。生の米から作るとそれなりに時間がかかるので、「残ったごはんが人数分のお茶碗に盛る量としては足りない場合に、お湯増しして、お粥にしよう」と思うときに、残ったごはんから作ることが多いです。
手順を追ってみます。
残ったごはんお茶碗軽く1杯(または150g)に、
お茶碗なみなみ2杯分の水(または500mL)を加え、
火にかけて熱くします。
ハンドブレンダーを数十秒かけて、あまり砕けすぎないが米が砕けている状態にします。
更に弱火で煮て、200mLの水を追加して、割れた米にも十分に水分を浸透させます。より薄い粥を作りたい場合はより多くの水を適宜追加します。
出来上がりの一例はこんな感じ♪
中国では、「咸菜」(シェンツァイ)という塩気の強い惣菜を小皿に取っていただくことも多いです。写真では、三つ葉の梅肉和えと、のびるの醤油漬けを添えています。
* * *
よく出来た中国粥は、日本のお粥と随分と違って、米の旨さが重湯の美味しさとなってしみじみと味わい深い一品になります。
これが、本来なら長時間煮る必要があるところ、ハンドブレンダーのおかげで、米を砕くのが一瞬で済む、素晴らしい時間の節約にもなりました。我が家のお粥といえばすっかりこの美味しい粥。
美食の国シンガポールで得た、素晴らしいアイディアに、感謝。
* * *
レシピをまとめておきます。
材料(2人分):
- ごはん(※1)
- 150g
- 水
- 700mL
※1:ごはんは軽くお茶碗1杯
作業工程:5 分
- ごはんを小鍋に入れ、水のうち500mLを加え、火にかけて熱くする。
- ハンドブレンダーを5秒間まわして中を混ぜ、5秒間まわして中を混ぜ、米がやや砕けるまで繰り返す。
- さらに弱火で煮て、水分がなくなってきたら、残り200mLの水を足し、全体を混ぜて皿に弱火で煮て出来上がり。
- Enjoy!
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