「2013年、ユーロモニター(http://www.euromonitor.com/)は、世界最大のコーヒー消費国のリストを、年間に消費する豆の量(kg)で発表した。ここでは、分かりやすくするために、コーヒー○杯と表示した。」
(原文:In 2013, Euromonitor released a list of the world’s largest coffee consumers, in kilograms of beans per capita. In order to help visualize what this means on a day-to-day basis, we took a standard amount of coffee per cup and estimated the number of cups of coffee each person in a given nation consumes per day.)
1 --- フィンランド:9.6kg(2.64杯/日)
2 --- ノルウェー:7.2kg(1.98杯/日)
3 --- オランダ:6.7kg(1.84杯/日)
4 --- スロベニア:6.1kg(1.68杯/日)
5 --- オーストリア:5.5kg(1.51杯/日)
6 --- セルビア:5.4kg(1.49杯/日)
7 --- デンマーク:5.3kg(1.46杯/日)
8 --- ドイツ:5.2kg(1.43杯/日)
9 --- ベルギー:4.9kg(1.35杯/日)
(http://www.worldatlas.com/articles/top-10-coffee-consuming-nations.html)
上位9つの国を世界の5地域に分けてみる。
・アジア --- 0
・欧州 ---- 9
・アフリカ -- 0
・米州 ---- 0
・オセアニア - 0
すごいな、上位は全部ヨーロッパでしたか。
では、ヨーロッパ内の、中区分で分けてみる。
・東欧 --- 1
・中欧 --- 3
・バルト -- 0
・北欧 --- 3
・西欧 --- 2
・南欧 --- 0
北欧や中欧でコーヒーが普及した要因には、プロテスタントやカトリックの教会でミサのあとにコーヒーを飲む習慣から、コーヒーが神聖視・美化されたのがひとつの要素であるように思います。対比して、日本では、コーヒーは体に悪いからと子供に飲ませない習慣からコーヒーはどこか悪者で、大人になってからの消費量もヨーロッパに劣るのだろうと思います。もちろん北欧や中欧でコーヒー豆を流通または販売させていた企業の努力の影響もあるでしょうし、そこが紅茶や緑茶に乏しい地域であったことなど、北欧や中欧がコーヒー消費大国となった要因はきっと様々です。
コーヒー産出国は、エチオピア、タンザニア、イエメン、コロンビア、インドネシアなどなどが知られていますが、お金持ちの欧州はじめ外国企業に買い取られていき、産出国内での消費量は少ないのだなと、同時に思うものがありました。コーヒーは実に代表的なキャッシュクロップですね。