スープミート

  • バヌアツ料理

  • 現地表記

    :Soup meat(英語またはビスラマ語)

  • 概要

    :牛肉と野菜の汁だく炒め

スープミート

南の島、メラネシア人の国バヌアツで、田舎の庶民の食堂の看板メニューに掲げられていたのが「スープミート」です。お肉入りのスープかと思いきや、バヌアツでスープミートとは、汁気の多い肉野菜炒めのことなのだそうです。ちなみに太平洋の小国ではよく豚肉が食べられるのに比較して、バヌアツでは牛肉がよく食べられているから、牛肉好きとしては嬉しい。醤油も味の素も安価に普及していて、中華料理風の味付けが、これまたバヌアツの庶民の味になっています。分量は本当に適当でよいので、牛肉とチンゲンサイがある日に、作ってみてください。現地でも白いごはんに合わせて盛り付けていました。安定して美味しいので、日本でも家族みんなで喜ぶ今日のおかずになれると思いました。

材料

4人分):

コーンスターチ(※1)
大1
水A
大1
牛肉(※2)
400g
玉ねぎ
1個
チンゲンサイ
2わ
サラダ油
大2
水B
1C
醤油(※3)
小2~大1
コンソメ顆粒
小1/2
カレー粉
小1/3
こしょう
少々
味の素
少々
  • ※1:コーンスターチがない場合は片栗粉で代用します。
  • ※2:牛肉は厚めのお肉を使うとよいです。
  • ※3:醤油は、あれば中国の老抽(ラオチョウ、ダークソイソース)を使います。

調理時間

:15 分

作り方

  1. コーンスターチと水Aを小さな容器に入れ、吸水させておく。
  2. 牛肉を1~1.5cm幅の細切りに、玉ねぎを同じ幅のくし切りにする。
  3. チンゲンサイの葉を1枚1枚むいて洗い、大きな葉は食べやすい大きさに切っておく。
  4. フライパンか中華鍋にサラダ油を入れて強火で熱し、玉ねぎを炒め、次にチンゲンサイの太い軸の部分を炒め、次に牛肉とチンゲンサイの残りを入れて、手際よく炒める。
  5. 水B、醤油、コンソメ顆粒、カレー粉、こしょう、味の素を入れて煮立たせ、味見をして塩加減などを好みに調える。
  6. 牛肉に火が通ったら水溶きコーンスターチを回し入れて、とろみがついたら出来上がり。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 現地では「カベチ」というチンゲンサイに似た野菜が大変に人気なので、是非チンゲンサイを外さずに作るとよいです。
  • 醤油はあれば中国の老抽(ラオチョウ、ダークソイソース)を使うと、褐色の色が綺麗に出ます。老抽(ラオチョウ)を使う場合は塩分が少なめになるので、味見で塩加減を整えます。
  • 日本の醤油を使う場合は塩加減が強くなりすぎることがあるので、様子を見て2度に分けて醤油を加えるとよいです。

Tips about cuisine

  • 「スープミート」の英語またはビスラマ語(バヌアツの公用語)の綴りは「Soup meat」。
  • 「Soup」(スープ)は汁物、「Meat」(ミート)は肉の意味。よって「Soup meat」(スープミート)は「汁気の多い肉料理」の意味になる。


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