ガジョピント

  • :コスタリカ料理、ニカラグア料理

  • 現地表記

    :Gallo pinto(スペイン語)

  • 概要

    :にんにくや玉ねぎの旨味が美味しい豆ごはん

ガジョピント

中米やカリブ海には数十か国の国があり、広く「豆ごはん」が食べられています。ガジョピントないしピントはコスタリカやニカラグアでの名称で、にんにくや玉ねぎの旨味をふんだんに活かした、大変に美味しい豆ごはんです。現地では、豆も米も日本のものと違いますが、このレシピは、日本で多くの人にこの中米カリブで愛される味を作るきっかけを広めたいと思い、日本の米および日本の豆を使ってレシピ化することにこだわりました。複雑な工程に見えるかもしれませんが、要は、「旨い煮豆を作る」→「旨い米を炊く」→「フライパンで米と煮豆を一緒に炒める」だけ。工程のイメージを簡単に作れれば、調理も簡単になります。

材料

4人分):

米(※1)
2合
小豆(※2)
150g(※3)
水(※4)
400mL
セロリの葉
刻んで大1
にんにく(※4)
1かけ
塩(※4)
小1/2
マギーコンソメ
ひとつまみ(※5)
サラダ油(※6)
大1
塩(※6)
小1/3
水(※6)
適量(※7)
玉ねぎ
1/2個
にんにく(※8)
1かけ
サラダ油(※8)
大2
サルサリサーノ(※9)
大2~3
  • ※1:日本の米でよい。
  • ※2:小豆はぜんざい用の最も粒の小さいものを選びます。キューバ料理のフリホレスネグロスに使うような黒い小粒の豆でもよいです。
  • ※3:小豆150gの体積を量ったところ1C強でした(ただし粒のサイズにより体積が変わります)。体積で計量するなら1Cくらいでよいです。
  • ※4:豆を煮るときに加える分。
  • ※5:1cmキューブのマギーコンソメを包丁で半分に割って、1/2個分を使うくらいの量でよいです。
  • ※6:米を炊くときに使う分。
  • ※7:炊飯器の目盛りで1.9合分の水を使います。
  • ※8:米と豆を合わせるとき用。
  • ※9:サルサリサーノはコスタリカ産の調味ソースです。リンク先(≫こちら)のレシピで事前に作成しておくとよいですが、ない場合は、ウスターソース:レモン果汁を1:1くらいで混ぜて、こしょうやクミンパウダーや一味唐辛子や味の素を少々加えて代用することもできます。

調理時間

(米を水に浸ける時間を除く)

作り方

  1. <サルサリサーノ準備>サルサリサーノをウスターソースで代用しない場合は、リンク先(≫こちら)のレシピで事前に作成しておく(所要約10分)。サルサリサーノをウスターソースで代用する場合は、ウスターソース:レモン果汁を大1ずつ混ぜ、こしょうやクミンパウダーや一味唐辛子や味の素を少々加えておく。
  2. <米の準備>米を研いで水に浸け、十分に吸水したらザルにあげて、表面がかなり乾くように水気を切る。
  3. <煮豆作り>小豆をザルの上で軽く洗い、鍋に入れ、300mLの水を入れて強火にかけ、フタをして煮る。途中50mLずつの差し水を2回入れ、芯がなく柔らかくなるまで煮る。
  4. セロリの葉とにんにくをみじん切りにして鍋に入れ、塩とマギーコンソメを加え、フタをして5分くらい煮て、火を止めて冷ます。
  5. <米を炊く>フライパンにサラダ油と塩を入れて強火で加熱し、米を入れ、油が全体にゆきわたるように炒める。
  6. 油が米全体にゆきわたり、米がある程度熱くなったら炊飯器に入れ、水を1.9合分の目盛りまで入れ、通常炊飯モードで炊く。
  7. 米が炊けたらすぐにフタをあけて軽く空気を含めるように混ぜ、そのまま冷まして粗熱を取る。
  8. <豆と米を合わせる>玉ねぎとにんにくをみじん切りにする。
  9. フライパンにサラダ油を入れて強火で加熱し、玉ねぎとにんにくを入れて炒める。
  10. 香りが出てきたら煮豆を煮汁ごと加え、サルサリサーノ(あるいはその代用)を加えて煮立て、中火にし、ごはんを入れて全体を混ぜる。途中味見をして塩加減などを確認する。
  11. 水分が吸われてなくなったら、フタをして10分くらい置いてなじませる。
  12. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • サルサリサーノを単純にウスターソースのみで代用することもできますが、ガジョピントはソース味ごはんでは決してないので、味が現地のものとかけ離れてしまいます。
  • 煮豆作りと炊飯を同日に行う場合、同時進行になってもよいです。その場合、両者を冷ますタイミングが重なれば、冷ます間に片づけや他の調理を行うことができます。
  • 小豆を柔らかく煮るコツは、水から煮ることと、ある程度の強火で煮ることと、フタをして煮ることと、差し水をすることです。小鍋タイプの圧力鍋がある場合は差し水をしなくても柔らかく煮ることができます。
  • 水を多く使って小豆を煮ると、調理に使わない煮汁が生じ、米に赤い色をつけにくくなります。
  • 私自身が自宅で何度か失敗したものの1つに「なぜか豆の色が落ちる」現象がありました。日本は鉄分が少ない原水の地域が多くあり、そういう地域の水は煮豆の色が落ちやすいので、黒豆を煮るときなどは錆びた釘を入れることで色止めしています(鉄製のキッチン道具も市販されています)。なので、豆の色を残して作りたい場合は、いったん錆び釘を入れて湯を沸かし、その水を冷ましてから、豆を戻したりごはんを炊いたり煮豆を作るとよいです。私は錆び釘を(一応錆が落ちやすくないかを確認してから)ダイレクトに投入して豆を水で戻し、その上で、ある程度は煮汁に色が出るように、以降は錆び釘を使わずに調理することで、よい成果を得ています。
  • 現地では、煮豆を前日に作っておいて、翌日に調理を完成させる方法も一般的です。そのほうが煮豆に味が染みて美味しくなりますし、煮汁が冷たいほうがごはんに赤い色が強くつきます。
  • 豆とごはんを合わせるとき、ごはんを練らないようにします。
  • 炊飯前に米を炒めるときのフライパンは小さめのものでもよいですが、炊飯後に豆と合わせるときは、小さなフライパンではこぼれやすいので、大きなフライパンを使います。
  • 作りたては水分がべたつくのであまり美味しくないかもしれません。現地では前日に作っておいて翌日に再加熱して食べる人もいます。

Tips about cuisine

  • 「ガジョピント」のスペイン語(コスタリカやニカラグアの公用語)の綴りは「Gallo pinto」。
  • 「Gallo」(ガジョ)は「雄鶏」、「Pinto」(ピント)は塗装の意味。「Gallo pinto」(ガジョピント)は英語では「painted rooster」(塗装された鶏)、あるいは「speckled rooster」(まだらをつけた鶏)や「spotted rooster」(まだらをつけた鶏)と訳される。
  • 単に「ピント」(Pinto)とも呼ばれる。
  • スクランブルエッグや目玉焼きなど、卵(スペイン語でウエボ)との組み合わせは定番で、その場合は「ピントコンウエボ」(Pinto con huevo)のように呼ばれる。


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