チョングッチャンチゲ

  • 韓国料理、北朝鮮料理

  • 現地表記

    :청국장찌개(ハングル・チョソングル文字)

  • 概要

    :納豆が入った汁

チョングッチャンチゲ

韓国の民俗村などを観光すると、伝統家屋の軒先に納豆が吊るしてあるのをよく見かけます。朝鮮半島の伝統文化において発酵した大豆は重要な食材の1つなのだと実感します。納豆は日本人にもなじみのある食材ですがごはんに乗せて食べる人が圧倒的多数でしょう。そこで、暮らしに新しい納豆の食べ方として、日本に一番近い外国である朝鮮半島の食文化を食卓に取り入れるのはいかがでしょう。ここでは納豆の伝統的調理法の1つである「納豆鍋」のレシピを紹介します。キムチや豚肉も入って健康増進ですよ!

材料

2人分):

煮干し
3尾
干ししいたけ
スライス6枚
ダシダ
小1弱
昆布
5 cm角を1枚
600 mL
豚薄切り肉
100 g
キムチ(※1)
100 g
サラダ油
大1/2
コチュカル(※2)
大1(※2)
納豆
80~100 g
木綿豆腐
1/2丁
玉ねぎ
1/4個
長ねぎ
10 cm
三つ葉(※3)
4本
  • ※1:キムチは発酵が進んで酸味が出ているものを使うと美味しいです。
  • ※2:コチュカルは韓国唐辛子を粉砕したものです。量を入れてもそれほど辛くならないのですが、好みで量は加減します。
  • ※3:三つ葉のほか、小ねぎやセリの葉などでもよいです。

調理時間

作り方

  1. 小鍋に、折った煮干、干ししいたけスライス、ダシダ、昆布をハサミで細く切ったもの、水を加えて火にかけ、沸騰したら火を止めてスープを作っておく。
  2. 豚薄切り肉とキムチを1口サイズに切り、別の鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、豚肉、キムチ、コチュカルを入れて炒める。
  3. 肉とキムチによく火が通ったら、納豆とスープを入れて沸騰させ、煮立ったら弱火にして3分ほど煮る。
  4. 豆腐を1 cm厚さに切り、玉ねぎを厚さ5 mmに切り、長ねぎを厚さ5 mmの斜め切りにし、鍋に加えて火を通す。
  5. 味見をし、塩加減や辛さ加減を好みに調える。
  6. あれば三つ葉などの緑を仕上げに加え、一人ずつ器に盛る。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • コチュカルは粉砕した韓国唐辛子で、辛さがマイルドで甘みもあります。コチュカルがない場合は一味唐辛子や鷹の爪などで代用できますが、辛さが強く出る傾向にあるので使用量を減らし、味見で増やすようにします。
  • 煮干しや昆布を食べたくない場合はダシを取ったあとで取り出します。
  • 塩分が強いと味わいを損ねるので、味見をするときは塩分控えめになるよう注意します。
  • 塩を減らして味噌を入れても美味しいです。

Tips about cuisine

  • 「チョングッチャンチゲ」のハングル文字・チョソングル文字(韓国や北朝鮮の文字)の綴りは「청국장찌개」。
  • 「청국장」(チョングッチャン)は発酵した大豆食品のことで、日本の納豆に近い食品を指す。「찌개」(チゲ)は汁物や鍋物の意味である。よって「청국장찌개」(チョングッチャンチゲ)は「納豆が入った汁物」のような意味になる。
  • 「청국장」(チョングッチャン)を漢字で表記すると「清麹醤」。


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