レシュティ
これはスイスにおける昔ながらの農家の朝食です。今もスイスでは、チーズフォンデュやラクレットなどの料理のために用意したゆでじゃがが余ったとき、翌日はこのレシュティを作って食べています。よってこの料理は、あえてじゃがいもをゆでるところから始めるのではなく、ゆでおきのじゃがいもがあるときに、是非作ってみてほしい料理です。
材料
(2人分):
- ゆでたじゃがいも
- 4個
- バター
- 大1~2
- 塩
- 小1/3
調理時間
:
作り方
:
- ゆでたじゃがいもの皮をむき、目の粗いおろし器で細長いひも状にすりおろすか、包丁で千切りにする。
- フライパンや鍋にバターを入れて中火で加熱し、溶けたら底全体に広げ、じゃがいもを入れて軽く押して厚さ2 cmくらいにする。
- 塩の半量をまんべんなくふる。
- ときどきゆすりながら焼き、裏面にうっすらと焼き色がついたらひっくり返して反対側を焼き、塩の残りをふり、。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- レシュティは前日のゆでじゃがが残っているようなときの救済レシピです。なのでゆでじゃがを多めに作っておいて翌日に作るのが最適です。
- レシュティは生のじゃがいもから作ることもできます。
- 焼き加減が頃合いになってくると、音と匂いが変わるので、慣れてくると目視しなくてもひっくり返す頃合いが分かるようになってきます。
- ベーコン、玉ねぎ、チーズなどを加えるレシピもあります。
Tips about cuisine
- 「レシュティ」のドイツ語(ドイツ、スイス、リヒテンシュタイン、オーストリアの公用語)の綴りは「Rösti」。
- 「ö」は「オの口の形でエと言う」ように発音する。
- 国内に複数の言語が分布するスイスではレシュティは主にドイツ語圏側の料理。
- スイスのフランス語圏でフランス語メニューに記載されるときも「Rösti」と表記される。
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