ラークスサラダ

  • ベルギー料理、オランダ料理

  • 現地表記

    :Luikse salade(オランダ語)

  • 概要

    :インゲンやじゃがいも入りのホットサラダ

ラークスサラダ

これは「リエージュ風サラダ」と呼ばれる料理です。日本ではリエージュという名称が定着しているベルギーの都市は、フランス語名はリエージュですが、オランダ語名はラークです。…ここはかつてネーデルラント(低地国家群)。伯領や司教領などの小国群があり、大国に圧倒され続けた戦乱の地。最終的にベルギーは、歴史的に親スペインないしカトリックが強い地域としてオランダから独立しますが、単一言語地域として独立した訳ではないので、今も国内にフラマン(蘭語)とワロン(仏語)の言語境界線があるのです。だから、「リエージュ風サラダ」の現地料理名は、仏語圏でサラダリエジョワーズ、蘭語圏でラークスサラダと呼ばれます。でも、言語の壁を越えて、この料理は家庭料理の代表でベルギーのきっとどの家庭でも作られている普遍的な料理です。しかしながら1つの料理にまるきり異なる2つの呼称があることから、1つのサラダを通じて、今ベルギーが抱える言語や不平等による分断問題に理解が深まれば有意義です。ところでこれは初夏に作るのがおすすめです。じゃがいもは新じゃがだし、インゲンは旬で、ほくほくになった美味しい具材に酢が入ることで味がひきしまります。絶品の美味しさです。

材料

4人分):

じゃがいも
4個(※1)
いんげん
10本
ベーコン
50g
玉ねぎ
大1/2個
バター
大2
小1/2
こしょう
少々
酢(※2)
大2
  • ※1:400~500gくらい。
  • ※2:あればホワイトビネガーがよい。なければ日本の酢でよい。

調理時間

:1 時間

作り方

  1. じゃがいもを洗い、皮をむかずに鍋に入れ、ひたひたに水を入れてから火にかけ、菜箸がすっと通るようになるまで20分くらいゆでる。
  2. 小鍋に湯をわかし、インゲンを入れて色よくゆで、取り出してザルの上で放冷する。
  3. ベーコンは薄く細かく切り、玉ねぎは粗みじん切りにする。
  4. ゆであがったじゃがいもを水につけて粗熱を取ったらザルにあげ、皮をむいて一口大のサイズに切る。
  5. インゲンを3~4cmの長さに切る。
  6. フライパンにバターを入れて中火にかけ、ベーコンと玉ねぎを入れて混ぜながらじっくり炒める。
  7. ベーコンから油が抜けてきたらじゃがいもを入れ、じゃがいもの表面に油が絡まるようにフライパンを返しながら混ぜる。
  8. 続いてインゲン、塩、こしょうを入れ、フライパンを返しながら混ぜる。
  9. 最後に酢(ビネガー)をまわしかけ、フライパンを返しながら混ぜる。
  10. 酢(ビネガー)がじゃがいもの表面に吸われ、汁気がなくなったら、温かいうちに皿に盛る。
  11. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • ゆでおきのじゃがいもがあれば、電子レンジで再加熱する程度の加熱時間で済むため、全体の調理時間も短くなります。
  • 全体的に薄味ですが、酢が入ることで、爽やかな味わいになります。日本の米酢だと味わいが少々きついかもしれないので、あればホワイトビネガーを使い、事前に酸味加減をチェックしておくとよいです。

Tips about cuisine

  • ルークスサラダのオランダ語(ベルギー、オランダの公用語)の綴りは「Luikse salade」。
  • 「Salade」(サラダ)はいわゆるサラダ、「Luikse」(ルークス)はリエージュのオランダ語名である「Luik」(ルーク)に由来する。よって、「Luikse salade」(ルークスサラダ)は、日本語ではリエージュ風サラダと訳すのが適切であると思われる。
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