サングリア

サングリア

サングリアは赤ワインにフルーツを漬けこんで、飲みやすく美味しくしたスペインやポルトガルで人気のお酒です。その赤く美しい色から「血液」という意味の「サングレ」(Sangre)が名の由来だそうです。現地の基本レシピでは砂糖を加えて甘さをつけた贅沢カクテルとします。私はというと、日常的に気軽に作りやすいような材料が少ないレシピに落ち着いています。ただしイベリア半島産(スペイン産かポルトガル産)と、安くても生産地にはこだわってみようかなと思っています。また、我が家ではワイン丸々1本をサングリアにするのももったいないと家族に言われるので、半分をおうち飲みのスターター用にサングリアにし、半分はワインそのままを味わえるようにしています。ただし酒税法により日本においては酒類無免許者がワインと果物を漬け込むことは違法なので、飲む直前に入れるレシピしか実行できない。このレシピでもそうしています。

材料

2杯分):

砂糖
大1
ワイン(※1)
半量(375 mL)
オレンジ
1/2個
りんご
1/4個
シナモンスティック
3 cm
  • ※1:ワインは1本750 mLを想定しています。甘くないタイプの赤ワインが合います。

調理時間

作り方

  1. ワインをサーヴする容器に砂糖を入れ、ワインを注ぎ、スプーンで混ぜて砂糖を溶かす(最後に溶け残りがなければよいのでここで少々の溶け残りがあってもよい)。
  2. オレンジとリンゴをくし形にスライスし、種が落ちそうならあらかじめ取り、容器に入れる。
  3. シナモンスティックを入れる。
  4. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • サングリアは名前の由来が血液なので、その伝統を守る場合は赤ワインを使うとよいです。現地には白ワインで作られるサングリアもあります。
  • フルーツを入れたあとに混ぜるとワインが濁るので、先に砂糖を溶かしておいて、フルーツを入れた後は混ぜないようにします。
  • 漬け込むフルーツの定番は柑橘やりんごですが、梨、ベリー類、キュラソーなどのフルーツ系リキュールを加えるレシピもあります。
  • 氷を加えるレシピもあります。夏の暑い日向けです。
  • 現地では長く漬けこむレシピもありますが、長く漬けると味が変わるから漬ける時間は1~2時間くらいにとどめるレシピもあります。ただし日本で酒類無免許者がワインに果物を漬け込むと酒税法違反になるので日本では飲む直前に果物を入れるしかできません。
  • 現地ではぶどうを入れるレシピもありますが、日本ではぶどうを漬け込むことも酒税法違反になるので日本では避けます。
  • 上記の理由により日本では作り置きはせずに飲み切ります。
  • アルコール度数を高めたい場合にブランデーを加えるレシピもあります。

Tips about cuisine

  • 「サングリア」のスペイン語(スペイン、セウタ、メリリャの公用語、アンドラやジブラルタルでよく話される言語)の綴りは「Sangría」。
  • 「Sangría」(サングリア)はスペイン語で血液を意味する「Sangre」(サングレ)に由来するという説がある。


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