ゼゲ

  • タンザニア料理

  • 現地表記

    :Zege(スワヒリ語)

  • 概要

    :フライドポテトと卵焼き

ゼゲ

これはタンザニアでよく食べたファストフード的な庶民の人気料理です。別途紹介する「チプシマヤイ/チップスマヤイ」に含まれる1つの調理スタイルなのですが、驚くことに「ゼゲ」はコンクリートという意味があり、ほら、フライドポテトが綺麗に卵に埋め込まれて、コンクリートのように(?)焼かれています。トマトソースをかけるほか、トマトと玉ねぎのサラダを組み合わせるのも定番です。パンか何かの主食にこれをおかずとして食べるなら2人前くらいに、じゃがいもを主食として食べるならこれで1人前になります。じゃがいもに卵液が十分に絡んで焼かれており、その味はスペイン料理のスパニッシュオムレツに似ていて美味しいです。

材料

1~2人分):

じゃがいも
大2個
サラダ油(※1)
適量(※1)
3個
塩(卵用)
小1/4
塩(ポテト用)
小1/4
  • ※1:揚げ油は鍋でじゃがいもが浸る量を用意します。サラダ油のほか好みの油でよいです。

調理時間

:15 分

作り方

  1. じゃがいもの皮をむいて1~1.5 cm幅の拍子木に切る(太めのフライドポテトを作る)。
  2. 揚げ物の鍋にサラダ油を入れて火にかけ、160℃くらい(低めの揚げ温度)に熱し、じゃがいもを入れて揚げる。
  3. その間に卵をボウルに割り入れ、塩(卵用、小さじ1/4程度)を加えて溶き卵を作る。
  4. 卵を焼くフライパンと、フライパンと同じくらいの直径のお皿を用意する。
  5. じゃがいもが揚がったら網かキッチンペーパーの上にあげ、塩(ポテト用、小さじ1/4程度)をふる。
  6. フライパンを熱し、揚げ物の鍋からサラダ油を大さじ1杯を入れ、強火で熱し、フライドポテトを敷き詰め、十分に熱くなったら溶き卵を入れ、ところどころをフライパンの底から浮かせるように菜箸を入れたり揺すったりしながら9割方火を通して火を止める。
  7. お皿をフライパンにかぶせてフライパンを皿ごとひっくり返し、卵にしわが寄らないように皿に乗せる。
  8. 好みでトマトソースやトマトオニオンサラダを乗せて出来上がり。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • じゃがいもの量や卵の量は、フライパンのサイズにより調整するとよいです。
  • トマトオニオンサラダは現地でカチュンバリと呼ばれるもので、トマトと玉ねぎをスライスして塩と酢(あるいはレモン果汁)で和えてしばらく置いてなじませるだけで簡単に手作りできます。

Tips about cuisine

  • 「ゼゲ」のスワヒリ語(タンザニアの公用語)の表記は「Zege」。
  • 「Zege」(ゼゲ)はコンクリートという意味である。これはじゃがいもを入れて平らになった卵焼きが、石を入れて平らに作ったコンクリートに似ていることに由来すると思われる。


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