マンティ

マンティ

中央アジアの一帯に広まるマンティは、大きな大きな蒸しシュウマイです。現地のように羊肉を使って作れば、食べた瞬間から…、いえ、食べる前から中央アジアの美味しい匂いが鼻腔に広がります。具はひき肉と玉ねぎと塩と香辛料。シンプルなのですが、とろんとした玉ねぎの甘さが香辛料とよく合い、羊肉の風味とマッチし、食べたときの美味しさは感激の連続です。現地でもいろいろな包み方がありますが、どれもお皿の上でお花が咲くようで美しい。この包み方もどうぞ楽しんでください。

包み方の詳細はリンク先で解説しています。
【力作】中央アジアのマントゥ/マントゥイ/マンティの包み方と食べ方について

材料

4人分):
<皮>

強力粉
300 g
水A
160 mL
塩A
小1

<具>

羊肉(※1)
300 g
玉ねぎ
1個
塩B
小3/4
こしょう
小1/8
クミンパウダー
小1/3
カイエンペパー
小1/8
水B
大2
タレ類(※2)
好きな量
  • ※1:羊ひき肉があればよいですが、ここではジンギスカン用の薄切り肉を使用しています。
  • ※2:タレ類で一般的なのは、無糖ヨーグルトと刻みディルの葉です。なければパスタ用トマトソースでも、刻みミントでもよいです。

調理時間

(生地をホームベーカリーで作り、その時間を含まない場合)

作り方

  1. <生地の準備>強力粉、水A、塩Aをホームベーカリーなどの自動機能でよく練り、30分置いておく。
  2. <具の準備>羊肉を包丁で叩いてひき肉にし、玉ねぎを細かいみじん切りにする。
  3. ボウルに、羊肉、玉ねぎ、塩B、こしょう、クミンパウダー、カイエンペパーパウダー、水Bを入れ、全体が均一かつなめらかになるようによくこね、冷蔵庫に入れておく。
  4. <生地を作る>作業台に打ち粉(分量外)をし、麺棒を使い、2 mm以下の厚さになるまで延ばす。
  5. 包丁で12 cm四方の正方形に切り、重ならないように置いておく。残った生地は一度まるめてこねてから、再度延ばして12 cm四方の正方形を作ることを繰り返す。
  6. <仕上げ>クッキングシートを5 cm四方の正方形に切っておく。
  7. 小皿にクッキングシートを乗せ、生地を乗せ、具を約30 g乗せて包む。簡単な方法では、対角の角をつまみ、残った対角の角をつまみ、隣り合う角をつまみ、残った隣り合う角をつまむ。
  8. 蒸し器を沸かし、十分に蒸気が出たら、クッキングシートごと蒸し器へ移動し、フタをして15分蒸す。
  9. その間にタレ類を用意して、出来上がり。
  10. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • このレシピでは皮の総量が約470 gになり、皮1枚あたり約30 gになります。また、具の総量が約500 gになり、具1つ分あたり約30 gになります。
  • 「肉肉しく」作る料理なので、具は1つあたり30 gが適量です。
  • このレシピで16個作ることができます。1食に1人4個を食べるとして4人分を想定した分量です。
  • 包み方の詳細はリンク先で解説しています。
    【力作】中央アジアのマントゥ/マントゥイ/マンティの包み方と食べ方について
  • 蒸し器に乗せる際、作業台から蒸し器へ運ぶために小皿に乗せると失敗が減ります。
  • 蒸している間に皮の内部に水分がたまり、肉汁が増えて美味しくなるので、皮が破れると失敗です。よって、蒸し器に皮がくっつかないために、クッキングシートはほぼ必須です。
  • 冷めると美味しくないので、温かいうちに食べるようにします。

Tips about cuisine

  • 「マンティ」のキリル文字表記(カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、ロシア、モンゴルで使われる文字)は「Манти」。


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