かつおぶし類の小分けのパックは良いことは良いのだけど、ああいう小分け包装が過激になると、疑問を持っちゃいますよね。小分け包装と過剰包装が増えるから、地球にゴミがどんどん増えていく。そう思うと、大きな包装で買って自分に小分けにすればいいかな、ナンテ思うわけです。
さあ、花かつおのお得パックを開いたら。
かつおの香りが飛ぶのは物質の拡散だから、拡散条件を如何に抑えていくかがポイント。
思うに、温度と、空気の量です。
温度が高いと物質は拡散しやすくなる。だから冷蔵あるいは冷凍保存していこう。
次に空気の量。
空気が多いほどシンクの条件(※)が成立し、無限に香りが抜けていきます。
※シンクの条件:栓をしているシンクに蛇口から水を流した場合、シンクには水がたまるため、やがて水が入らなくなる。栓をしていないシンクはたまる水の量がいつもゼロだから、いつまでも水が入っていく。拡散の場合、拡散先に物質がたまるなら拡散は飽和するが、拡散先の物質濃度がいつもゼロに近似できるなら、拡散は飽和せず常に起こる。拡散が飽和せず直線的に近似できる条件をシンクの条件と言う。
だから、今やることは、空気を少なくして保存しよう。使い捨ての材料を使いたくない私は、いつもこういうときは小ビン登場です。
あら、あんなに大きかったのに、小ビン5つにすべて詰まりました。
これを冷蔵ないし冷凍保存しながら、大事に使い切っていきます。
ただし、小ビンの中で花かつおが少々だけになってしまうと、やはり香りが抜けていくので、1ビンを使うときには早いこと使いきるようにします。