朝起きると、起きて5分後には菜園にいます。
私はその大好きな場所を、自分では『ファーム』と呼んでいます。
朝はファームに行って、野菜と対話して、すくすく元気に育っているのを見ると、心がすがすがしくなって、とっても気持ちが良いんですよね。自然の恵みは本当に素晴らしいです。あとは、野菜を見て、課題を見つけるなどしてその日の菜園作業を3つ決め、家に戻って朝食準備まで朝家事を頑張っています。
私の朝仕事。猛ダッシュ、脇目も振らず、速く速く
* * *
この、「菜園の様子を観察して、やるべきことを決める」というのは、大変に素晴らしいシステムであると思います。「そろそろ支柱作らなくちゃな」とか、「そろそろ追肥の時期ね」とか、作物の育ち具合をも勘案するのは、大事なことだと思っています。本を見て野菜を作る以上に、野菜自身を見て野菜を作るほうが根本的だとも思うからです。
しかし、「菜園を見て作業を決める」ことにも欠点があります。柔軟すぎていい加減になってしまう気がして・・・、例えば「まだ追肥しなくてよさそうねー」とか、「まいっか明日で」などがないとは言えません(汗)
一度、カレンダーをつけたことがあります。エクセルで縦に365段の表、すなわち1月1日から順に縦に並べて、今年やった作業日を書いていくのです。でも、なんか性に合わなくて、ギブアップ。忙しい日があるとエクセルに書き込む時間がないままになってしまうのが、やめてしまった原因だと思います。
しかし!!!
優しいご近所さんが、広い個人用の畑で素晴らしい野菜を作られるベテランで、その作付け管理のための自作の表を見せてくれました。これはいい!!と思いました。
この表の良さは1列目が野菜の種類になっていることです。作付け順に書いていけば、自動的にカレンダーの順に並びます。「そろそろ大根の種まき時期だな」とか、近年のデータを見れば、いつ何をやるかが分かります。これを何年分もためていけば、自分の土地に合った野菜作りの方法を構築していけるのです。
* * *
2019年の抱負として、この菜園歳時記を元旦より開始します!! 年末年始ごろは菜園の作業が少ないので、元旦スタートはやりやすいはずです。
左から順に
- 野菜名:「じゃがいも」「玉ねぎ」など
- 品種・メーカー:「メークイン」「中早生」などサブ情報。
- 作付:欄には「 月 日」と入っています。種蒔や定植の日を書き入れます。
- 中間作業:追肥、摘芯、芽かき、土寄せ、支柱といった中間作業を書き、日付をm/d形式で書きます。
- 終了:野菜収穫の限界を感じた日や菜園から撤去した日をm/d形式で書きます。
- 備考・反省:「株間25cm」などの記録や「芽かきが遅かった」等の栽培反省点を書きます。
- 自然歳時記:作業の合間に、「桜開花」「初霜」「しいたけ発芽」など、自然の変化の日付を書き込みます。
<これにより期待される良い効果>
- 作付け時期が大事なので、作付けが時系列になっており、見やすい。
- 品種やメーカーを確実に記録するから、品種に「テキトー」がなくなる。つまり気に入ったらリピートできる。品種が可視化されているほうが栽培方法を調べ方も具体性が増す。
- 作物により、追肥→土寄せ→追肥、など中間手順の目安を事前に決めて先に書こうと思います。そうすれば良い予定表になり、しそびれることなく遵守できる。
- 作物により追肥回数の目安が違うため覚えにくかったが、先に調べて書き込んでおけば、絶対間違えない。
- 今まで、追肥を数日に分けるなどしていたが、中間作業は1作業を1日書くことになるので、1つの作業を集中して1日の範囲内で終わらせることができ、作業効率が良くなる。
- 今まで終了日があいまいで、長く畑に置いておく傾向があったため、「なかなか場所が空かない」悩みに暮れていた。作付け日と終了日の両方を記録し終えれば、次年以降の年間計画を立てる良い資料になる。
- 反省大事。反省点を書くことでそれは次年の改善点になる。つまり反省点を書けば改善が速くなる。
- 終了日として野菜収穫の限界を感じた日と菜園から撤去した日の両方を書く場所を敢えて作らないので、野菜収穫の限界を感じたその日に撤去まで済ませることができ、作業効率が良くなる。
- 自然歳時記を記録することで、「桜が咲いたら〇〇の植え付け時」等、気候の変動に対応して作業することができる。
何よりも、こういう記録を、菜園に愛着をもってつけていくことで、それは結果として今以上により一層美味しい野菜を食べていけることにつながるのだと思います。
2019年より、『菜園歳時記』を頑張ります!!