これはイシクラゲの雑炊です。
イシクラゲは健康に素晴らしく良いスーパーフード。日本では古来から食用にされてきた、陸上のラン藻類です。現在も健康増進のための活用について研究が続けられています(と私は認識しています)。
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この地面に貼り付いている黒いものがイシクラゲです。「これ食べるの?」って思っちゃいますよね、びっくりですよね。
でもね、イシクラゲはめちゃくちゃ健康に良いみたいです。論文サイトを探すといろいろと健康への良い評価結果や食品加工への前段階研究成果が出てきます。
◆藍藻類イシクラゲの食品素材としての特性(≫こちら)
上の論文の抄録では、「イシクラゲの主成分は食物繊維であり、各種ミネラル類やタンパク質の含有量も多く、健康を志向する人々への新しい食品素材すなわち健康食品として、また医療用食品としての開発も可能である。」とし、イシクラゲが食用として東南アジアで栽培されていることも言及しています。
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野草や野生植物や山菜などのファンの人は、こういった状態のイシクラゲを採取するんですよ。泥の上のものは泥臭い(当たり前か)ので、砂利の上のもので、あまり踏まれていないものを拾います。
洗えば砂利が簡単に落ちていくので、外に水道があるなら外である程度砂利を落とすほうがよい。
台所でもしばらくボウルに入れて水に浸しておきます。そうすると実にきれいな、わかめと海苔の中間のような食材になります♪ 無味無臭で、生食もできますし、汁物や雑炊に、あおさのように入れて食べられます。ただしソフトな食感なので歯ごたえはなく、わかめの代用にはならないと思います。
そう。海苔やあおさって思うと、使いやすい♪ しかも無料採取♪
健康に良いスーパーフードなので、私はこうしてスタミナ雑炊にすることが多いです♪
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レシピは簡単です。
材料(4人分):
- イシクラゲ
- 1かたまり(※1)
- ごはん(炊いた白米)
- お茶碗大2杯
- 水
- 1L
- かつおだし顆粒
- 小1/2
- 塩
- 小1/2
- 醤油
- 少々
- 乾燥にんにく(※2)
- 小1
- 卵
- 大2個
- ニラ(またはあさつき)
- 好みの量(例えば10本)
※1:例えば5cm四方1つ。
※2:あらびきガーリックなどで市販されているものを使うとすでに細かくなっているので便利です。
作業工程:30 分
- イシクラゲを洗って異物を除去し、ボウルに入れて水に浸しておく。
- 鍋にごはん、水、かつおだし顆粒、塩、醤油を入れ、強火にかけて煮立たせる。
- その後火を弱め、10分間くらい、米を粉砕するように木べらなどで強くかき混ぜる。
- とろみがついて汁が濁ったら、味見をして、塩加減やだし加減や水分量を好みに調え、乾燥にんにくを入れて混ぜ、フタをして弱火で置いておく。
- (中国粥のようになめらかにしたい場合、ここでハンドブレンダーを使って数秒間撹拌し、一部の米をよりよく砕く。)
- イシクラゲを細かく刻み、鍋に入れて混ぜ、再びフタをして弱火で置いておく。
- 溶き卵を作り、火を強めて雑炊を熱くしたところに細くまんべんなく垂れ流し、半分くらい固まってきたところで全体を撹拌する。
- ニラを細かく刻んで乗せる。
- 食べるときにひと混ぜしていただきます。
- Enjoy!
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使用スパイス:あらびきガーリック
生のニラがないときはこれが合います♪:チャイブ、チャービル
チャイブはネギっぽくて、チャービルはセリっぽい。