タイブウハリ
゚・*美味しさは、香りで作る。*・゚【スパイスアンバサダー2023】
使用スパイス:クミン
-
国
:モロッコ料理
-
現地表記
:(アラビア語)
-
概要
:クミンと塩ゆでのヒヨコマメ
モロッコの広場で食べる屋台の料理が好きです。焼き立てのムセンメン(薄焼きパン)だったり、ゆでたカタツムリ風の貝だったり、そしてこのほっこり美味しいヒヨコマメも。タイブウハリは直訳して「ほくほくヒヨコマメ」みたいな意味で、クミンの素敵な香りをつけて塩ゆでにしただけのシンプルかつ極上に美味しい一品です。たいがいが鍋のフタの上に、要は煮汁から上げて乾かしながらも温度が冷めないようにヒヨコマメが乗せてあって、注文すると紙をコーン状にくるりと巻いた中にほくほくの豆を入れてくれます。煮汁が欲しい時はカップに注いでくれ、またそれが美味しいんですね。この料理は「ヒヨコマメを開封したから何か調理しないと」というときによく作ります。なぜならこのほくほくヒヨコマメがあれば、あとはシリアなどのホムスを作ることも簡単だからです。それにほくほくヒヨコマメは普段のおかずの副菜にもなるし(サラダに乗せるとか)、朝食にも合うので(ヨーグルトに乗せるとか)、あると本当に便利なのです。ヘルシーライフにも良いよ~☆
材料
(10人分):
- 乾燥ヒヨコマメ
- 1.5 C
- 塩
- 小1
- クミンパウダー
- 小1
調理時間
:(豆を戻す時間を除く)
作り方
:
- <前日>乾燥ヒヨコマメを洗い、ボウルに入れ、3倍量くらいの水(分量外)に1晩浸けておく。
- <当日>ヒヨコマメをザルにあげ、鍋に入れ、水1 L(分量外)、塩、クミンパウダーを入れて強火で沸騰させ、沸騰したら火加減を落とし、フタをし、フタを少しだけずらし、50分ほどゆでる。
- (途中アクが気になったら取る。)
- 味見をし、ヒヨコマメがほくほくに煮えていることを確認し、塩加減やクミンの量などを好みに調える。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 10人分の内訳は、このレシピで1080 gのゆでヒヨコマメが作れたので、1人約100 gを食べるという前提で算出しました。
- ヒヨコマメを水に浸けて戻す間、重曹を小さじ1/3ほど入れておくとほくほくに煮えやすくなります。
- 煮るときには、クミン以外の好みのスパイス類を独自に加えてもよいです。
- 現地の屋台では紙をコーン状に巻いたものに入れてくれるところが多くあります。写真は18×13 cmの紙を巻いています。
- 家庭で食べるときは小皿に盛ります。
- 豆と煮汁を別々にするほうが味わいが良くなります。その際は煮汁の塩分をスープ風に調えます。
- 豆の塩加減が足りないと思う場合は、塩ではなく唐辛子パウダーをかけます(正直めちゃ旨です)。塩加減は煮汁のほうで調えます。
Tips about cuisine
- 「タイブウハリ」のアラビア語(モロッコの公用語)の綴りは「طايب و هاري」
- 「طايب」(タイブ)は調理したという意味、「و」(ウ)は英語のandやwithのような意味で「~~と」や「~~を以って」の意味、「هاري」(ハリ)は柔らかいとか噛みやすいとか、豆類ならほくほくという用語を当ててもよい。よって「طايب و هاري」(タイブウハリ)はヒヨコマメ料理にしばしば充てられる用語であり、「柔らかく煮えたヒヨコマメ」や「ほくほくヒヨコマメ」のような意味になる。
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