パーガッカイポリヤル

  • インド料理、スリランカ料理

  • 現地表記

    :பாகற்காய் பொரியல்(タミル語)

  • 概要

    :ゴーヤのスパイス炒め

パーガッカイポリヤル

ポリヤルは、南インドのタミル語で言う炒め物のことです。日本に醤油炒めや味噌炒めがあれば、インドにはスパイス炒めあり。これはタミルナードゥ州出身で日本在住のインド人マダムに教えていただいたレシピです。日常的な料理ゆえ、作るのは非常に簡単です。ししかも、簡単かつ日常的な料理なので、オイルやスパイスの量は好みすなわち適当で構いません。塩加減も味見で決まればよいのです。夏野菜のゴーヤを、その他の季節の野菜に変えれば、日本でもポリヤルは一年中作れる料理です。キャベツやじゃがいも、にんじんなどで、年中インドの香りを手軽に楽しむことができます。

材料

4人分):

ゴーヤ
大1本
にんにく
1かけ
サラダ油
大1
マスタードシード
小1/2
クミンシード
小1/2
フェヌグリーク(※1)
ひとつまみ
鷹の爪
1/2本
ターメリック
小1/4
カイエンペパー
小1/4
小1/4
  • ※1:フェヌグリークはあればホールを使います。ない場合は省いてよいです。

調理時間

:15 分

作り方

  1. ゴーヤを縦半分に切ってワタと種をかきだし、5mm厚さにスライスする。
  2. にんにくを粗みじん切りにする。
  3. フライパンの中央にサラダ油をたらし、マスタードシード、クミンシード、フェヌグリークシード、鷹の爪を油の中に落とし、中火にかける。
  4. シードがパチパチとはじけてきたら、しっかりと色の変わり具合を観察し、焦げる手前の、香ばしい時点でにんにくとゴーヤを入れ、全体を混ぜる。
  5. 強火で炒めながら、ターメリックパウダー、カイエンペパーパウダー、塩を入れ、混ぜながら全体に味付けが均一にまわるようにする。
  6. 味見をし、塩加減や辛さ加減を好みに調える。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • ゴーヤのワタと種は、種のまわりが赤くなっていなければ、そのまま一緒に炒めて食べることができますので、無理に取り除かなくてもよいです。
  • 写真のゴーヤはシャキっとする感触を残していますが、現地ではもっとくったりとするように蒸し煮にする作り方もあります。

Tips about cuisine

  • パーガッカイポリヤルのタミル語(インド南部の州公用語、スリランカの公用語)の綴りは「பாகற்காய் பொரியல்」。
  • 「பாகற்காய்」(パーガッカイ)はゴーヤ、「பொரியல்」(ポリヤル)は炒め物の意味。よって「பாகற்காய் பொரியல்」(パーガッカイポリヤル)はゴーヤ炒めの意味になる。


本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやTwitterにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動や出版等で、当サイトおよび当管理人のもつ料理レシピや写真を活用・使用したい場合(料金は≫こちら)。
事後連絡でもよいのでお寄せ下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。
ご遠慮ください】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用ならびに営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。