ファリススア

  • マダガスカル料理

  • 現地表記

    :Vary sosoa(マダガスカル語)

  • 概要

    :マダガスカルの白粥

ファリススア

マダガスカルの朝食の定番は、ファリススアと呼ばれるお粥です。あれ日本と同じお粥?って思いますよね。稲作の起源は中国雲南省のあたりという説が有力で、そこから日本には縄文時代終盤(紀元前10世紀頃)に伝わり、一方東南アジアの人が船に米を乗せてマダガスカルに移住したのは紀元前4~3世紀あたりから始まったという説です。遠く離れたアフリカの島のマダガスカルはこうしてアジアの重要な食文化を継承しています。それを最もよく感じるのが、朝食の定番のファリススアです。ソーセージや卵焼きや、青菜の炒め物など、そのとき手軽に用意できるものを乗せて、マダガスカル風に唐辛子類を添えて、それでは今日も頑張ってまいりましょー!

材料

2人分):

ごはん(※1)
お茶碗1杯
お茶碗2杯
小1/4
  • ※1:残りごはんを使います。

調理時間

作り方

  1. ごはんと水と塩を鍋に入れて強火で熱し、お玉や木べらで鍋の中をぐるぐる混ぜながら、米粒どうしをはがす。
  2. 鍋の中が熱くなってきたら中火に弱め、引き続きぐるぐる混ぜながら、米の表面が割れるように水圧を与える。
  3. 鍋の中が沸いたら弱火にし、鍋底にくっつかないようにときどき混ぜ、すべての米粒が水分を吸ってふんわりするまで煮る。
  4. 味見をして、塩加減や粘度加減などを好みに調える。
  5. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 昨夜炊いて炊飯器に残っているようなごはんを使います。
  • 赤米を使うレシピもあります。
  • 現地ではよく「サカイ」と呼ばれる唐辛子調味料(唐辛子、乾燥唐辛子、生を叩いた唐辛子など形状はさまざま)を添えるので、何か辛味を添えるとマダガスカル風です。
  • 写真では食べる人が好みで使えるように塩も添えています。

Tips about cuisine

  • 「ファリススア」のマダガスカル語(マダガスカルの公用語)の綴りは「Vary sosoa」。
  • 「Vary」(ファリ)は稲や米やごはん(炊いた米)の意味、「Sosoa」(ススア)は粥の意味。よって「Vary sosoa」(ファリススア)は「お粥」である(※日本語で粥と言う場合は米の粥を指すのであえて米の粥とは表現していません)。
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