ブラチェス

ブラチェス

ブラチェスは有名なチーズ料理「ラクレット」のドイツ語版。これだけ贅沢にチーズを使う料理を作ることができ、嬉しいです。さてブラチェスをラクレットの技法で作る場合、本当は、塊のチーズを暖炉の前に置いて、輻射熱で融けたチーズを味わうのですが、現代式にはガスオーブンや電熱器具で融かすのも主流です。そこで考えたんです。「自宅にいながら本式に近い方法でチーズを融かすにはどうしたらよいか」と。答えは、本来チーズの近くから熱がきてチーズの表面が融けてくるのだから、日本でなら、オーブンを上火だけに設定すれば一番近いんじゃないかと。そうして、とろとろのチーズを美味しく味わうことに大成功!

材料

2人分):

野菜類(※1)
食べる量
フランスパン
食べる量
ラクレットチーズ(※2)
200~300 g
  • ※1:野菜類は、じゃがいもやブロッコリーやカリフラワーなど、ゆでて食べるものが合います。
  • ※2:ラクレットチーズとして販売されているものがよいが、ない場合はオーブンの熱で溶ける黄色いチーズで代用します。

調理時間

:40 分(じゃがいもをゆでる時間を含む場合)

作り方

  1. 野菜類は、ゆでる必要があるものはゆで、食べやすいサイズに切っておく。
  2. フランスパンを食べやすいサイズに切る。
  3. オーブンを上の火だけつけ、200℃で予熱開始。
  4. 飲み物も含めてテーブルセッティングする。
  5. オーブン耐熱容器にラクレットチーズを乗せ、オーブンに入れ、200℃で2分を目安に、あるいはチーズの上のほうがとろとろになるまで加熱する。
  6. チーズが融けたらすぐに卓上に置き、各自が融けたチーズをパンや具に乗せていただきます。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 今回は「十勝ラクレットチーズ」(≫こちら)を使用。
  • ラクレットチーズがない場合、ゴーダチーズの塊などで代用します。それもなければ、市販のとけるタイプのスライスチーズを15枚重ねにするなど。
  • オーブンの熱源が、上下火や上火の切り替えができる場合は、上火だけにすると、より本式です。
  • チーズを全部融かす必要はなく、融けた部分からすくって食べる料理です。融けていない部分は追加でオーブンにかければよいですし、もし食事の途中でオーブンに立つことを避けたい場合は最初からチーズを全部融かすとよいです。

Tips about cuisine

  • 「ブラチェス」のドイツ語(スイス、リヒテンシュタイン、ドイツ、オーストリアの公用語)の綴りは「Bratchäs」。
  • 「Brat」(ブラット)は焼く又はローストという意味で、「Chäs」は「Käse」(ケーズ、ドイツ語のチーズ)の変形である。よって「Bratchäs」(ブラチェス)は「炙り焼きにしたチーズ」のような意味になる。


本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやTwitterにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動や出版等で、当サイトおよび当管理人のもつ料理レシピや写真を活用・使用したい場合(料金は≫こちら)。
事後連絡でもよいのでお寄せ下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。
ご遠慮ください】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用ならびに営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。